向いている方向
研究、分析、医療、IT、データ、専門職、調査
強み
論理的に考える力、深く調べる力、専門知識を積み上げる力
注意点
考えが深いぶん、結論を出すまで時間がかかったり、周囲に説明が難しくなったりすることがあります。
研究的タイプとは?
知りたい欲が止まらない
世の中には、「なんで?どうして?」が口グセになるほど、知識や理論を深掘りしたいタイプの人がいます。与えられた答えを鵜呑みにせず、「本当にそうなの?」と自分で調べて確かめてみたくなる。じっくり考えたり、仮説を立てて実験してみたり――そんな知ること自体を楽しむ人たちが、ホランド理論でいう「研究的タイプ(Investigative)」です。
このタイプは「なぜそうなるのか」「どうすればもっと良くなるのか」といった「問い」を持つことが得意です。また、仮説を立てて実際に調べたり、比較したり、実験してみるプロセスそのものにワクワクします。
知的パズルに飛び込むのが好き
研究的タイプの人は、物事の仕組みを解明したり、原因と結果のつながりを見つけたりするのが得意。頭の中で情報や知識を組み合わせ、新しい答えを導き出す――そんな“知的なパズル”を解くことが、何よりの楽しみです。
時には、「なにそれ難しそう」と周りに言われる内容にも興味津々で首を突っ込み、「調べるの面倒くさくない?」と言われてもむしろ燃えてくる。その知的体力、まさに「研究的タイプ」ならではです。
向いている仕事の方向性
研究者、エンジニア、プログラマー、医師、薬剤師、臨床検査技師、データサイエンティスト、大学教員、リサーチャー、調査会社、コンサルタントなど、知的な探究と分析が求められる仕事に向きます。
新しい知識を吸収し続けられる環境や、専門性が評価される環境では、長期的に力を伸ばしやすいでしょう。
活かし方と注意点
強みは、好奇心、論理的思考力、集中して深く考え抜く力です。他の人が見落とす原因や改善点を発見できることもあります。
一方で、考えすぎて行動が遅れたり、説明が専門的になりすぎたりすることがあります。結論、理由、次の一手を分けて伝えると、周囲と協力しやすくなります。
職業を選ぶときは「どんな問いを解き続けられるか」「専門性を伸ばせるか」を基準にしましょう。
あなたのタイプ・グラフ
6タイプの得点
結果の読み方
最も得点の高いタイプがメインタイプです。ただし、パーソナリティは1つのタイプだけで決まるものではありません。上位2〜3タイプを組み合わせて見ると、より現実的に適職を考えられます。
例えば、研究的タイプが高く、現実的タイプも高い人は「理論を現場で使う仕事」に向きやすくなります。研究的タイプに芸術的タイプが重なる人は、専門知識をわかりやすく表現する仕事や、企画・編集・設計のような仕事にも適性が出やすいでしょう。
逆に、得点が低いタイプの要素が仕事の中心になると、興味関心と仕事内容がずれて「この仕事は合わない」と感じやすくなります。
6つのタイプの特徴
現実的タイプRealistic / R
考えるより、まず動く実践派
もの、道具、機械などを扱い具体的な活動を好む。どちらかというと対人的・社会的出来事への関心は低く、それらが必要な職業は好まない。技術系の仕事、モノづくり、農作業、動植物の世話・管理、職人などの仕事に向く。
- エンジニア
- 整備士
- 建築・土木
- 職人
- 調理師
- 農業・漁業
- 警察官・消防士
研究的タイプInvestigative / I
「なぜ?」を掘り下げる探究派
数学、物理、生物学等に興味関心があり、抽象概念や論理的思考に強い関心を持つ。好奇心が強く自立的。ものごとを一人で成し遂げることを好み、グループでの活動を好まない。研究や調査などの活動を好む。研究者、科学者、医師、システムエンジニアなどの職業に向く。
- 研究者
- エンジニア
- 医師・薬剤師
- データサイエンティスト
- 大学教員
- 調査職
- コンサルタント
芸術的タイプArtistic / A
感性とアイデアで表現する創造派
独創的で発想が豊か。感受性が高く芸術的な仕事が好き。音楽、美術、文学などに関連する能力を持つ。型にはまるのを嫌い、創造的な才能を活かせる職業を好む。デザイン、演劇、ダンス、音楽、文学、美術関係の職業に向く。
- デザイナー
- イラストレーター
- 作家
- 編集者
- 映像クリエイター
- 音楽家
- 広告・メディア職
社会的タイプSocial / S
人の成長を支えるサポート派
人に接すること、人に教えたり援助する活動が好き。責任感が強く他者に対する洞察力に富む。多くの人と有効な人間関係を築く。NPOやボランティア、教育関係、医療関係、カウンセリング、販売などの職業を好む。
- 教師
- 保育士
- 看護師
- 介護士
- カウンセラー
- 人事・研修
- NPO・地域活動
企業的タイプEnterprising / E
人を巻き込み前に進める推進派
新しい事業を計画したり、組織目標を達成したり、リーダーシップをとって組織を動かすなどの活動を好む。権力や地位を重視する傾向がある。積極的で社交性に富む。経営者、人の管理、販売、営業、広報・宣伝などの職業を好む。
- 営業
- 販売
- 広報
- 企画職
- 経営者
- マネージャー
- コンサルタント
慣習的タイプConventional / C
正確さと安定感で支える整理派
規則やルールを重んじ協調的。定まったやり方に従って手堅い活動をすることを好む。自己主張したりリーダーシップをとることは好まない。几帳面で自制心に富む。情報の整理や管理が得意。事務、会計士、PC操作、税務・法務関係、マニュアルのしっかりした仕事を好む。
- 事務職
- 経理
- 総務
- 銀行・保険
- 法務・税務
- 医療事務
- データ管理
4つのキーワード
自分の適職タイプをさらに理解する上では、この6タイプの分類の基礎となる4つのキーワードについても知っておくと役に立ちます。
その4つとは「ひと」「もの」「データ」「アイデア」。
「ひと」と「もの」、「データ」と「アイデア」はそれぞれ対極に位置し、両方の特徴を合わせ持つ仕事はほとんどないと言います(下図参照)。
どんな職業・職種もその特性は、これら4つのいずれか、もしくはその組み合わせであり、また我々働く人間もこれら4つのいずれか、もしくはその組み合わせたものいずれかに興味関心を惹かれる性質を持っているとされます。
先ほどの6つの適職タイプもこれに対応していて、例えば「現実的タイプ」は「もの」に興味関心が強いタイプ、「研究的タイプ」は「もの」と「アイデア」に興味関心が強いタイプだと言えます。
先ほどの診断結果も参考にしながら、下記の図を見て「もの」ー「ひと」、「データ」ー「アイデア」、の2軸で自分はどのあたりに位置するか考えてみましょう。
要するに、この仕事の特性と自分の興味関心がマッチしていれば、それが適職ということになり、それがミスマッチだと「その仕事に向いていない」ということになるわけです。
あなたは、「もの」と「ひと」どちらにより関心が向くタイプでしょうか?また「事実やデータ」と「アイデアや発想」どちらをより重視するでしょうか?
興味関心と6つの適職タイプの関連性をまとめると次のようになります。
| 興味関心 | 適職タイプ |
|---|---|
| もの | 現実的タイプ |
| もの+アイデア | 研究的タイプ |
| アイデア+ひと | 芸術的タイプ |
| ひと | 社会的タイプ |
| ひと+データ | 企業的タイプ |
| データ+もの | 慣習的タイプ |
自分のパーソナリティにマッチした仕事こそ適職であるというのが「ホランド理論」であり、この適職診断はその理論をもとに作成されています。適職探しの参考にご利用ください。
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