ダメな自分を変えるたった一つの方法

頑張っても上手くいかない……。
やらなきゃいけないのについつい怠けてしまう……。
そんな時、私たちは「ダメな自分」というものを認識します。
そして、「ダメな自分が嫌い……」「ダメな自分を変えたい……」と考え始めるのです。
ここではそんな「ダメな自分」をどう扱うかについて考えていきます。
目次
ダメな自分と理想の自分
さて、自分のことを”ダメな人間”だと言う人は、必ずどこかに「理想の自分」というものを持っています。 なぜなら、それと比べて「自分はダメだ」と言っているからです。
もし比べるものが無ければ、判断基準がないので自分のことを「ダメ」だなどとは思わないはずです。
自分が無意識のうちに設定していた「理想の自分」とは一体どんなものでしょうか? 何と比べて「自分はダメだ」と言っているんでしょうか?
これを明らかにしてみると、本来比べるべきでないものと自分を比較して、勝手に落ち込んでいたことが明らかになることがあります。
例えば、初心者なのにその道のトップの人と比べて「自分はダメだ」と思っているとしたらどうでしょうか?
「そりゃあ、そこと比べたらね……」 ということになるでしょう。
どんなことでも上を見たらキリがありません。 上を目指すのは構いませんが、物事には順序というものがあります。 あまり自分を過信して理想が高過ぎると、すぐに「自分はダメだ」と考えがちです。
自分のダメなところにばかり注目していないか?

世の中に完璧な人間などいません。
誰だって「イイ部分」と「ダメな部分」があるものです。
にも関わらず、「ダメな部分」ばかりに注目して自分にダメ出しを続けてしまう人がいます。
100のうち、イイ部分が「99」あって、ダメな部分が「1」だとしても、その「1」のダメ出しを続けるのです。
言い換えるなら、「完璧主義」というやつです。
もちろん、完璧を目指すことは悪いことではありませんが、ちゃんとイイ部分にも注目してあげないとやがて心が折れてしまいます。
行き過ぎた完璧主義が、ダメな自分を責め続けてはいないでしょうか?
ダメな自分も受け入れる
ダメな自分を責めて自己否定しても、大抵あまり良いことはありません。
むしろ、マイナスの感情で一杯になり生産的でなくなったり、やりたくないことを自分に強いて余計疲れたりしてしまいます。
それよりは、ダメな自分も受け入れてしまった方が、気持ちにも余裕が生まれて、案外上手くいくことが多いものです。そして、その方が結果的に理想の自分にも近づくのです。
ちょっと開き直って、ダメな自分も一旦受け入れる努力をしてみましょう。そしてそこから始めてみましょう。
ダメな自分を改善することは必要ですが、それを感情的に責めるようになったら要注意です。
ダメな自分を変えたい
ダメな自分を変えたいと願うなら、目の前の小さな一歩を大事にすることです。
いきなり完璧な自分を目指さないことです。
例えば、ついつい怠けてしまう自分を「ダメな自分」だと感じていたのなら、まずは10分頑張ったらその自分を賞賛してあげるのです。 いきなり丸一日フルに頑張る自分を目指しても、それはほとんど無理なことです。
多くの人は、設定したハードルが高過ぎてそれに達することができず、いつもできない自分ばかりだと感じてしまっています。
自分が気力に満ちているときなら、ダメ出しをすることでさらなる奮起を期待できるかもしれません。 しかし、「自分はダメだ」と落ち込んでいるのなら、良い部分に注目してやる気を出すことの方が大事です。
小さな「できた♪」を積み上げていけば、やる気も満ちてくるし、そのほうが理想の自分にも近づけるでしょう。
そしてそんなことを続けていると、気づけばいつの間にか「ダメな自分」はもうほとんど顔を出さないなんてことになっているものです。
まとめ
最初から求めているハードルが高過ぎてはいないでしょうか?
ダメな自分にばかり注目する癖がついていないでしょうか?
行き過ぎた完璧主義に陥ると苦しむことになってしまいます。
最初から完璧は目指さずに、一歩ずつ「ダメな自分」を改善していきましょう。結局、少しづつ積み重ねた一歩一歩でしか「ダメな自分」を変えることはできません。
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