仕事を辞める勇気
仕事を辞めたい気持ちを押し殺しながら働き続けている人は案外少なくありません。
「あと少し…あともう少し……」 そう自分に言い聞かせながら、なんとか気持ちを振り絞って頑張っている人たちです。
中には、「何故そこまでするの?」と誰もが疑問に思うほど、身を粉にして働いている人たちもいます。 過重労働にサービス残業、パワハラまがいの上司までいるかもしれません。
彼らは口々に言います。
「本当はやめたいけど、辞める勇気がない……」
仕事を辞める勇気が持てない、というのはどのような心理状態でしょうか? また、仕事を辞める勇気を持つにはどうしたら良いのでしょうか?
目次
仕事を辞める勇気がない原因
人間は変化を避けようとする
人間は本能的に現状を維持し、変化を避けようとする傾向があります。 特に安定志向が強い人は、リスクを避け変化を恐れる傾向が強い場合もあります。 そうした人は、今いる環境の中で必死に生きていこうと考えていて、自ら環境を変えるという行動を取るのは稀です。
ストレスで冷静な判断力と変化を起こす意欲が奪われている
強いストレス下にあると、冷静な判断力や現状を変化させようとする意欲が奪われてしまうことがあります。 極端に睡眠時間が少ない、強いプレッシャーを感じている、といった状態だと、他のことを考える余裕が無くなってしまうのです。 そうなると、当然ズルズルと現状に流されていってしまうでしょう。
受け身の人生を生きてきた
もしかしたら、勇気がないという人は、これまでずっと受け身の人生を歩んできたのかもしれません。 何事も、自分の意思というより、誰かに言われた通りやってきた。 だから、今回も自分の意思を表明する勇気が持てないのかもしれません。
今より良い仕事につける保障がない
あらかじめ転職先を決めている場合を除いて、次の仕事についての保障が無いから勇気が持てないのかもしれません。 起業したい場合などは特にそうでしょう。 リスクが大きくて、行動できないというわけです。
親や上司に言えない
親や上司をガッカリさせたくないという気持ちが強くて、または言い出せないのが原因という人もいます。
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足りないのは勇気?
「仕事を辞める勇気がない」というのは、裏を返せば「勇気さえあれば仕事を辞めたい」と思っているということでもあるはずです。
しかし、ここで言っている「勇気」とは何なのでしょう?
実際は、「勇気」とは違うものを求めてはいないでしょうか?
例えば、「保障」「お金」「他人からも変な目で見られない」……。
そうした条件がクリアされるなら仕事を辞めたい、というのが本音ではないでしょうか。
その場合、必要なのは「勇気」ではなく「条件」なのかもしれません。
やっぱり勇気が必要
しかし、自分が求める条件が完全に満たされることは稀ですから、最終的にはやっぱり勇気が必要です。 どこかで勇気を持って決断しなくてはなりません。
人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。
(ヘレン・ケラー)
自分の人生を生きるためには、時にこうした決断を迫られることがあります。 そこでは、他人の期待を裏切ったり、人との縁が切れてしまうこともあるでしょう。 しかし、それを恐れていては、いつまで経っても本当の意味で自分の人生を生きることはできません。
人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、どう生きるかは自分で決めるものなのです。
私に足りないのはきっと勇気なのでしょう。人生の嘘についても認めます。(中略)対人関係で傷つきたくないし、人生のタスクを先延ばしにしたい。だからこそあれこれと言い訳を並べている。
(嫌われる勇気)
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