プラトンのイデア論とは?【ざっくり1分】まとめ

イデアとは、古代ギリシャの哲学者プラトンによる概念で、物事の「本来あるべき理想像」のこと。

現実の世界に存在するものについて、私たちはそれを目で見たり、手で触ったり、頭で考えたりしながら感覚でとらえています。
しかし、それらはものごとの本当の姿ではなく、すべてイデアの影だとプラトンは言いました。

ものごとの真の姿は別に存在しているのだと。
それがイデアなのです。

例えば、桜には桜のイデアがあり、円には円のイデアがあります。
だから、桜と聞けば満開の桜を思い浮かべることができるし、途中で途切れている不完全な円を見ても、きちんと描かれた円を想像することができるのです。

このように、イデアはものごとの本来あるべき理想像として存在しているというわけです。

プラトンは、こうしてイデアによって構成される理想像の世界と現実の世界を区分しました。
現実と理想の二元論的世界観です。

これは、現実の世界は常に理想の世界をお手本にして存在すべきだという発想に基づいています。

ちなみに、弟子のアリストテレスは、このイデア論を抽象的で理想主義だとして批判。
彼は、ものごとの本質は理想の世界にあるのではなく、むしろ現実の中にあると主張しました。


カテゴリ モチベーション雑学
 タグ  哲学

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