欲しいものがない人

『欲しいものがない』という人が増えているといいます。

確かに、世の中は大量のモノで溢れ、もはや単にモノを得るだけで幸せを感じられるような時代ではありません。 まして、今や物を捨てるのにもお金がかかりますし、高額な物は盗難や紛失のリスクなどにも気を使わなければなりません。 モノを所有すればするほど色々な負担も増えるというわけです。

所有したところでそれほど幸せを感じられない上に負担が増える……。
下手にモノを所有しない方が得だと感じる人が増えるのも当然かもしれません。 

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願望は人を動かす原動力

ただし、「あれが欲しい」とか「あんな風になりたい」といった願望は、人を動かす大きな原動力であることは間違いありません。 したがって、「欲しいものがない」という人は、頑張ろうとするエネルギーがなかなか湧いて来ないという心理状態に苦しむことになりがちです。

単に”物欲”がないだけなら問題ありません。 問題があるのは、夢や目標といった、モノ以外にも欲しいもの・目指すものが無い場合です。 人生に何も望まない、諦めの心理状態になっている可能性があるからです。 

欲しいものがないのは、次のどちらによるものでしょうか?

諦めから来ている。
充足感から来ている。 

前者は、欲しいものを得る喜びより、苦痛を回避することに注力しているということです。 何も望まなければ、それを得られなかった時の落胆を味わわずに済みます。 あらかじめ、失敗のリスクを回避するような生き方をしているのです。

後者は、夢や目標を追っている、もしくは現状に心から満足しているという状態です。

その人の身体から発するエネルギー感を感じ取れば、どちらなのかは一目瞭然です。
諦めの中にいる人は、空虚感や怒りを発しているものです。 一方、充足感の中にいる人は満足げな喜びに溢れているでしょう。 

どうしても欲しいものが見つからないなら

もし、どうしても欲しいものが見つからなければ、自分がイキイキとする活動を見つけましょう。 そしてそれに没頭しましょう。

欲しいものもなければ、やりたいこともない……。
自分が何が好きかもわからない……。 

そうして無感動になっていくのが最も良くないことです。それが長期間に及ぶと、生きること自体に喜びを感じられなくなってしまうかもしれません……。


カテゴリ モチベーション雑学
 タグ  悩み

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