自己開示の効果的な活用法

自分自身のことを誰かにありのまま打ち明けることを『自己開示』と言います。
名前や年齢といった一般的なことから、「私の夢は〇〇です」「私は今こう感じています」といった自分の内面のことまで、様々なレベルの自己開示があります。 

そんな自己開示は、コミュニケーションにおいて大きな役割を担っています。 自己開示の度合いが相手との距離感を決めるからです。

たとえば、親友との間ならお互いに何の隠し事もなく好きなことを言い合うでしょう。 つまり、その関係性ではほぼ100%自己開示し合っているというわけです。 

しかし、初対面の人に対してはそうはいきません。 「これは言って大丈夫かな?」などと気を使いながら話しているはずです。

つまり、自己開示のレベルはかなり低いのです。

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自己開示できない人

初対面の場合、相手がどんな人かわからないので、警戒するのは当然です。しかし、そのまま互いにほとんど自己開示せず、表面的な会話に終始すれば、その関係性はなかなか深まることがないでしょう。 話が盛り上がることもなく、結局「それじゃ……」といって別れていく可能性が非常に高いです。

会話が弾まないという人は、このように自己開示が足りないのかもしれません。

自分のことを話すのが苦手で自己開示できないという人は案外多いものです。 しかし、お互いに気を使ってばかりで、自分のことを何も語らなければ、会話も関係性も表面的なものにとどまってしまいます。

自己開示しなければ仲良くなれない!

自己開示を効果的に使う人

コミュニケーションが上手な人は、相手の意見も尊重しますが、自分の意見も気兼ねなく話します。

「ちょっと聞いてくれる?この前こんなことがあって、それが最悪でね〜」

……なんて感じで、結構自分勝手に自己開示してくるのです。 

とはいえ、この感じが腫れ物に触るように気を使われるより、案外心地良かったりします。

私たちは、自己開示してくれた相手に対しては親近感を抱きやすくなります。 そして、自分も同じだけ自己開示しようと思うのです。

これを「自己開示の返報性」と言います。

自己開示して、自分をさらけ出せば、相手も同じように自己開示するようになり、仲良くなりやすいのです。 相手との距離を縮めるには、好き嫌いや失敗談など自分のことを積極的に開示してみましょう。

自己開示は相手の警戒心を解くカギです。

関係性が深まってきたら、自分の悩みや秘密、弱い部分など、さらなる自己開示をするのも効果的です。 それは、信頼の証しでもあるからです。

自己開示の話題10パターン

社会心理学者のゲイリー・ウッド氏によると、効果的な自己開示の話題には次の10パターンがあるといいます。

①お金と健康に関する心配事
(例)「最近、花粉症が辛くて……」

②自分がイライラしてしまうこと
(例)「上司が嫌な奴でさぁ……」

③人生で幸福になれること、楽しいこと
(例)「山の中に一軒家を建てたいな……」

④自分が改善したいこと(体型、性格、スキルなど)
(例)「もう少しスリムになれたらなぁ……」

⑤自分の夢、目標、野望
(例)「3年以内に起業したいんだ……」

⑥自分の性生活に関すること
(例)「内緒だけど〇〇フェチで……」

⑦自分の弱点やマイナス面
(例)「またやらかしちゃったよ……」

⑧自分が怒ってしまう出来事
(例)「〇〇がホント嫌い……」

⑨自分の趣味や興味
(例)「昔から釣りが大好きで……」

⑩恥ずかしかった体験、罪悪感を覚えた体験
(例)「あの時は顔が真っ赤になった……」

これらの話題をうまく使えば、効果的な自己開示ができ、相手との距離を縮めるのに役立ちます。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

初対面でいきなり自分の根深い悩みを打ち明けたり、ひたすら自分のことばかり話すような人は面倒臭がられるかもしれません。自己開示は適度に行う必要があります。

しかし、それがうまくできれば、人との距離感を縮めるのにとても効果的です。コミュニケーションが上手な人は、自己開示を効果的に使って距離感をグッと縮め、すぐ人と打ち解けてしまうのです。

お互いに気を使って表面的な会話に終始するより、自分のことをどんどん話して距離感を縮めていきましょう。 きっとその方が人間関係も楽しいはずです。

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