自分を責める心理
自分を責める ── そんな態度が癖になってしまっている人がいます。 思い通りにいかない現状などに直面すると、つい自分を責めてしまうのです。
しかし、自分を責めるという態度は、その人にとってプラスになることがほとんどありません。 自分を責めれば責めるほど、視野は狭くなり息苦しくなっていくばかりです。
何かあると、いつも自分を責めてしまう癖がある人は要注意です。
自分を責めてばかりいては、やがて心が居場所を失ってしまうかもしれません。 その矛先が、自分自身の存在の否定にまで達してしまったら、それこそ生きることが辛くなってしまう恐れもあります。
失敗や過ちを反省することも大事ですが、やり方を間違えると生きる力をも奪ってしまうのです。
そもそも、人間に完璧な人などいませんから、誰だって失敗や過ちを犯します。
生きていれば失敗することが当たり前なのです。
まして、自分の努力ではどうしようもないことも世の中には多いものです……。
自分を責める心理
自分を必要以上に責める人の心理は、おそらく幼少期の体験によって形成されたものです。 親との関係性が強く影響している可能性も高いでしょう。
そこには、次のような深層心理が働いていることが考えられます。
- 自分に厳しくすることで、それに耐えて頑張っている自分を褒めて欲しいと願う心理。
- 本当は他人や社会に対して抱いているやり場のない“怒り”を自分に向けている。
- 自分の中に責める自分と責められる自分を作り出してその役割と演じることでどこか安心感のようなものを感じている。
この辺りは、人によって違うでしょう。 しかし、幼い頃に心の中に芽生えた“いじけ心”のようなものが、いまだにその人の内側で活動を続けているのではないでしょうか。
自分自身を責めることで慰め、ごまかしている人が、意外に多いんだよ。 そういうのは甘えだ。
(岡本太郎)
失敗を次にいかしていけば良い
では、失敗したらどうするか?
── そこから学んで次に活かせば良いだけです。
人間は不完全な存在で、いつまでも成長過程です。だから、常にベストを尽くしていくしかありません。 もし子供がベストを尽くすことを諦め、自分を責めてばかりいたら、きっと両親や教師はそんな態度ではいけないと諭すことでしょう。 それは当然大人になっても同じです。
自分を責めることなく、常に今できることをやる ── 。
当たり前の結論に行き着きましたが、案外このことを忘れてしまうことがあるのです。 ”いつも前向きに”というわけにはいかないかもしれませんが、”いつまでも後ろ向き”では人生を損してしまいます。
自分を責める態度はほとんど何も生み出すことがないのでやめましょう ── 。
今回はそんな話でした。
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