初志貫徹の意味と使い方【ざっくり１分】まとめ

初志貫徹（しょしかんてつ）とは、「最初に決めた志（こころざし）を最後まで貫き通す」という意味の四字熟語です。

お正月の「書き初め」でよく書かれる言葉であり、「座右の銘」としても人気があります。
なぜなら、人はついつい物事を始めるときに決意した思いを忘れてしまうからです。

「志望校に合格するために毎朝５時に起きて勉強するぞ」
「３ヶ月間で5kg、頑張ってダイエットするぞ」

そんな目標を立てても、ほとんどの人がいつの間にかそのことを忘れて怠けてしまうのです。

だからこそ、自分を戒めるための言葉として「初志貫徹」という言葉は人気があるのです。

確かに、この言葉には何かをやり遂げようとする強い意志が感じられます。つい怠けてしまいそうな時、この言葉を思い出せば自然と気合も入り直すことでしょう。

何かを成し遂げようとする人たちが、好んで「初志貫徹」という言葉を使うのはそのためです。

もし、考え方がコロコロ変わって何事も成し遂げられないという人は、この言葉を座右の銘にしてみると良いかもしれません。この言葉を繰り返し使っていれば、粘り強さと困難に負けない精神力が身につくからです。

最初に立てた志を忘れることなく目的を達成するために、そして自分を奮い立たせるために使うのがこの「初志貫徹」という言葉というわけです。

「諦めない奴に誰も勝てっこない」
ベーブ・ルース（野球の神様と呼ばれたアメリカの野球選手）

「初志貫徹」の使い方、例文

「初志貫徹」の使い方や例文は次のようなものです。

座右の銘は「初志貫徹」です。
「初志貫徹」の精神で最後まで粘り強くやるつもりです。
子供の頃に思い描いた科学者になるという夢を叶えた彼は、まさに「初志貫徹」の人だ。

息子よ。人は勝手なこと言って気晴らしする生き物だ。所詮、他人ごと。いちいちそれをまともに受け止めてたら苦しくなる。愛のない助言には毒がある。父ちゃんのモットーは、「腹八分目に医者いらず、他人の意見オールスルーで医者いらず」だ。周りなんか気にするな、初志貫徹で行け。弱気になるなよ。
— 辻仁成 (@TsujiHitonari) December 26, 2017

税理士を一瞬でも目指した人で、最終的に税理士になれる人(官報・院免)ってどれ位なんだろ？？
日商簿記の時点で諦めた人…1科目も合格出来ずに諦めた人…1科目で諦めた人…2科目で諦めた人…
何年かかろうが、どんな手段であれ、初志貫徹して税理士になるって、それだけで十分凄くない？
— アンジェラ@税理士受験生 (@an_tax_study) December 20, 2019