スピノザ「汎神論」とは?【ざっくり1分】まとめ
汎神論(はんしんろん)とは、全てのものに神が宿っているとする考え方。
近代の汎神論で有名なのがオランダの哲学者スピノザ(1632〜1677)です。
スピノザの考え方は、「神」と「自然」は他の何物によっても影響を受けることがない、常に最高の原理であり存在であるということ。
それは、人間によって何ら左右されることもなく、常にその周りに存在する必然であるということ。
したがって、「神」と「自然」は同一であると主張。
それらは同じものを別の側面から見たものだというわけです。
この思想は「神即自然」とも言われています。
あらゆるものに神が宿るという「やおよろずの神」という考え方を持つ日本人には、馴染みやすいかもしれません。
しかし、一神教(神は一つだとする宗教)であるキリスト教社会では、こうした考え方は受け入れがたいもので、スピノザも生前は異端視され批判を浴びました。
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