夢を叶える
10年ルール
プロフェッショナルと呼ばれるような熟達者は、おおむねその分野の5%の人間とされています。
どんな分野であっても、第一線で活躍しているのは大体その位の人たちです。
そうした一流のプロフェッショナルに成長するためには、10年という時間が必要だということを、フロリダ州立大学エリクソン教授はチェスやテニス、音楽などのスポーツや芸能の分野での研究を通じて明らかにしました。
このことを「10年ルール」と呼びます。
※10年ルールとは、「1万時間(1日3時間×10年)の練習を積めば、どんな分野でもプロレベルになれる」というエリクソン教授による研究結果。
もちろん10年というのは一つの目安にすぎませんが、そのくらい何かに没頭して初めて一流のプロフェッショナルになれるというわけです。
10年ルールの例
10年ルールには例えば次のような例があります。
イチロー:「365日、毎日バットを振る」を10年以上続けた。
村上春樹:「小説は、最初の10年が勝負」継続することで独自の文体を確立。
ホリエモン:「起業でも投資でも、成功者は10年以上の試行錯誤を経ている」
10年ルールの体験談
直木賞を受賞した小説家の高橋克彦氏は次のように述べています。
「その2、30人の中で僕が一番うまかったから物書きになったのかというと絶対違うんです。
わずか2、30人の中でも僕よりうまかったのが最低でも5、6人はいました。その当時、絶対に僕より才能があった。
その連中が一人も物書きになっていないのは、仕事とか家庭の問題とかであきらめただけなんです。
小説を書くということはそれほど難しいことでもないと思うんです。ただ書き続けるというか、書きたいという願望を持ち続けられるかどうかが一番の問題なんです。
これは小説家としての問題だけではなくて、夢を持ったときに、どんなものでもいまの世の中は10年その願望を持ち続ければ、必ず成就するという風に思いますよ。
10年間なにかに熱中するということは、好きなことであってもなかなか難しい。
逆にいうと10年間頑張るという気持ちでいれば大抵成就します」── 高橋克彦:小説家
10年間熱中できるか?

私たちは結果が出ないとすぐに「自分には才能がない」などと考えてしまいがちです。
しかし、一流のプロフェッショナルになるためには、そんな日々の出来事に一喜一憂しているようでは到達できません。
結果を気にしないでとにかく地道な努力を積み重ねて行く ── 。
そんな姿勢こそが求められるということです。
10年間、あきらめず熱中することができるか──。
夢が叶うかどうかはそこに掛かっていそうです。

本気で成功したいならそのくらいの努力は必要という目安がわかるね。
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