五常(ごじょう)〜優れたリーダーの持つ人間性

『五常』とは、儒教で言うところの人が常に守るべき五つの徳目です。
簡単にいうと、この五つを守ることが優れた人間性に繋がると儒教では考えられているわけです。

具体的には、仁・義・礼・智・信の五つを指します。

「仁」とは、思いやりや慈悲の精神を持つという意味。

「義」とは、己のためでなく大義や正義のために行動するという意味。

「礼」とは、身分や立場を超え、たとえ敵であっても見下したり軽視することなくリスペクトするという意味。

「智」とは、ものごとの道理をよく知り得ているという意味。

「信」とは、約束を守り、誠実であるという意味。

一流の人間性の獲得

人として優れた人間性を獲得したいと願うなら、なにも難しい理論や流行の西洋理論を取り入れなくても、この五常を愚直に全うするのが一番良いでしょう。

むしろ、この五常だけを大事に自分を磨いていけば、やがて人として大きな高みに達することができるはずです。  

古くから伝わる教えには小手先のテクニックではない真理がギュッと詰まっています。

ちなみに、優れたリーダーは決まってこの五常を高いレベルで発揮している人たちです。

つまり、この五常を守っていけば、やがて皆から尊敬されるような優れた人間性が身に付くというわけです。

簡単なことではありませんが、日々の鍛錬が大事です。
コツコツ頑張っていきましょう。

近年、こうしたことを守れる人が減っているような気もするなぁ。

カテゴリ モチベーション理論
 タグ  哲学

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