人間関係を穏かにする秘訣
「の」の字の哲学

人間関係を穏かなものにするための秘訣として、「の」の字の哲学というものがあります。
元ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんが、神父さんから聞いた話として著書「面倒だから、しよう」の中で紹介していたものです。
もし、相手が「あぁ疲れた」と言ったら、「疲れたの?」と言ってあげてください。
夏「暑かった」と言ったら「暑かったの?」と言ってください。
「私だって疲れています」とか「夏だから当然よ」と言えば喧嘩になります。
まず、相手の気持ちを受け止めてください。
自分の言い分もあるでしょう。
しかし、その気持ちを少し抑えて相手の気持ちになる。 それがとても大事なのです。
これが、「の」の字の哲学です。
まさに、相手の気持ちに寄り添う話の聞き方です。 カウンセラーの傾聴のやり方にも似ています。
「私だって」と自分の話をするでもなく……
「でもそれじゃダメでしょ」と否定するでもなく……
「何があったの?」と詮索するでもなく……
まず、相手の気持ちをしっかり受け止める……
それだけでその人の心は少し満たされるでしょう。
「あぁ、自分の気持ちを受け止めてもらえた」と無意識のうちに感じるはずです。
それは静かに心が触れ合う瞬間です。
そんな関わりが二人の関係性を確かなものにしてくれるでしょう。
言葉はあまり必要ありません。
「疲れたの?」「悲しいの?」「悔しかったの?」と相手の気持ちを受け止め、心にそっと寄り添ってあげましょう。
そんなちょっとした心遣いで、人間関係というものは築かれていくのです。
▼関連記事
カウンセラーが行う人間関係構築法とは?
ラポール
このサイトは、生き方・働き方を模索する人のためのWEBマガジンです。月間300万pv。運営者は原宿に住むコーチ、ブロガー。
→もっと見る
Follow
Facebook
Twitter
Instagram
メールマガジン
才能診断テスト
あなたの才能が「見える化」される。全世界で2000万人以上が受けた才能診断ツールをベースにした本格派。ストレングス・コーチングの個人セッション受付け開始!
ストレングスファインダーを活用した1対1のオンラインコーチング。私の本が出版されました!!
9割の人は自分の”心の使い方”を知らないために人生損しています。