PDMCA、あえて失敗を推奨する仕組みとは?

「PDMCA」というのは、Jリーグチェアマンの村井満氏がJリーグ改革の際に採用した考え方です。
通常、PDCAと呼ばれる業務改善で有名なフレームワークの真ん中に、あえて「M(ミス)」を置いたのです。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Miss(失敗)→ Check(評価)→ Act(改善)
(※本来のPDCAは「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)」)
そして、Jリーグを改革していく上では、この「PDMCAサイクル」を回していくことを推奨しました。
これは、「我々は変わらなければいけない、失敗(ミス)してもいいから変えていこう」という意思表示でもあります。
本来、PDCAサイクル成功の秘訣は失敗することだと言われます。
検証(C)や改善(A)の習慣があるのなら、失敗はむしろ次の成長へのヒントやチャンスになるからです。
しかし、私たち日本人は得てして失敗を過度に恐れてしまいます。
そして、ミスを犯さないために綿密なP(計画)を立てるのです。
しかし、そうした姿勢からは大胆な改革はなかなか生まれません。
そこで、あらかじめ一連のサイクルの中に「Miss(失敗)」を組み込んだわけです。
こうなると、途端に失敗への恐れは消えてなくなります。
むしろ、失敗しなければこのサイクルは回らないのです。
── こうした取り組みが功をそうして、Jリーグは再び活気を取り戻しつつあります。
私たちは、ついつい失敗を恐れて無難な思考や行動にとどまってしまいがちです。
もちろん、小さな改善を積み上げていくことは大切ですが、時にはダイナミックな変革も必要です。
この「PDMCA」サイクルは、そんな時に役立ちます。
これによって、失敗を恐れない行動を促すことができます。
覚えて置くと役に立ちそうです。
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