目的意識を持つとストレスが消え成果も出る

『目的意識』を持っているということは、”その行為をする意味を理解している”ということです。

言い換えると、”自分が何のためにその行為をやるのか自覚している”ということになります。

目的意識があるのと無いのでは、その行為の結果に大きな差が生じます。

目的意識がある人ある人はその行為を一生懸命に行いますが、目的意識がない人はたいがい力を抜くからです。 

ある調査では、目的意識を持っている従業員は、そうでない従業員に比べ、1.7倍仕事に満足しており、1.4倍仕事にやりがいを感じていたと言います。
また、感じるストレスも少なく、同じ会社に勤める期間も3倍長かったそうです。

つまり、従業員が目的意識を持って働くということは、従業員にとっても会社にとってもハッピーだというわけです。

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目的意識に関する実験

目的意識に関しては、こんな実験があります。

高校生を対象に次の2つの質問をします。 

「どうしたら世のなかはもっと良くなると思いますか?」
「いま学校で習っていることの中で、そのために役立ちそうなことはありますか?」

この2つの質問に答えた生徒は、その他の生徒に比べて試験勉強の時間が2倍に増えたそうです。
また、これから「エンタメ映像を観る」か「数学の問題を解く」か、という二つの選択肢を与えると、「数学の問題を解く」を選ぶ生徒の方が多かったのだといいます。

2つの質問に答えたことにより、明らかに生徒たちは勤勉になっています。
この2つの質問が、生徒たちの勉強に対する目的意識を触発したからです。

当たり前のことですが、何か行動する上で目的意識を持つことって本当に大事なことなんですね。

目的意識がストレスを減らし勤勉さを生む

普段、私たちは目的意識がハッキリしないまま仕事や勉強をしていることが多いのではないでしょうか。

「やれと言われたからやっている」というような状態です。
でも、やらされているという義務感を持つと、自然と顔や態度にも出てしまうものです。

しかし、前述したように、それはあまりハッピーなことではありません。 目的意識を持っていた方が、ストレスもなく勤勉になれるわけですから。

とはいえ、「目的意識を持て!」と強く自分に言い聞かせたところで、簡単にそれが持てるわけではありません。

そんな時は、自分に対してこんな”問い”を投げかけてみましょう。

「私のこの行為は、(将来の)自分のどんな喜びにつながっているのだろうか?」
「私のこの行為は、他人や社会ににどんな喜びをもたらすのだろうか?」

これらの問いに対する答えが、きっと目的意識につながっていきます。

何かの行動をする前に、一瞬でもこうしたことに意識を向けてみると、目的意識を持ちやすくなります。

正解はありません。自分なりの答えを導き出してみましょう。

まとめ

目的意識を持っていた方が、ストレスも少なく勤勉になれ、結果として成果も上がりやすくなります。

まさに”いいことずくめ”です。

何をやってもやる気がないし、うまくいかなかったという人は、これまで目的意識を持つことができなかったのではないでしょうか?

そんな人でも、目的意識を持つ習慣を身につけることができれば、あらゆることが好転するでしょう。

集中しても物事に取り組み、きっと成果も出すことができるようになります。

ちょっと意識してみてください。


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