自己暗示の効果とやり方

自信を失っている時、自分を信じられない時には、自分の持っているポテンシャルを100%発揮することができません。

「うまくいかないかもしれない」「自分は成功する人間じゃない」といったネガティブなメージを持っていると、たいてい失敗したり挫折したりしてしまうことの方が多いものです。
そうした心理状態だと、苦しいところで踏ん張りが効かないのです。

何かを成し遂げた人、何かで成功した人は、たいてい「自分ならきっとできる」と心から信じていた人です。
それも、表面的なものではなく、心の深いところ、潜在意識まで深く浸透した信念のようなものを持っていた人です。

自分の潜在意識の中に刻み込んだことは、何であれ現実になると言われています。
だから、彼らの中には潜在意識の力を意識的に活用している人が少なくありません。

成功した人たちの多くは、そんな潜在意識の力を得るために自己暗示の力を利用しています。
サッカー日本代表の本田圭佑氏はあるインタビューの中で言っていました。

「俺ならできる、呪文のように自分に言い聞かせてましたね」
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自己暗示の効果

自己暗示というと、なんだか怪しげで胡散臭いと感じる人もいるかもしれません。 しかし、やはりそれは非常に大きな効果を発揮します。

チャレンジをすれば、失敗や挫折は必ずついてきます。 失敗や挫折をすれば、「ダメかも…」と弱気になってしまうのは人間誰しも同じです。
しかし、そこで心がくじけてしまえば成功にはたどり着けません。

そんな時に、自己暗示の力が必要になります。
「きっとうまくいく」などと、自分で自分に言い聞かせるのです。

適切な自己暗示が最適なマインドを生み、それが成功への道を開くと言っても過言ではありません。

自己暗示で潜在意識を入れ替える

自己暗示とは、肯定的な言葉を何度も繰り返し唱えていくことで潜在意識を肯定的なものに入れ替えることです。

先ほど紹介した「俺ならできる」という言葉もその一つです。
心の中で湧き上がる「俺にはできない」という言葉をかき消すように、「俺ならできる」と自分に言い聞かせるのです。

人間はたいてい、何もしなければネガティブなことを考えてしまうので、こうしたことが必要なわけです。

しかし、なんの努力もせず、ただ単に毎日「俺ならできる」と繰り返し唱えていても、自己暗示の効果はあまり期待できません。
そんな時は、自分の潜在意識がこう問い返してくるでしょう。

「それホント?言葉だけで何の努力もしてないよね?」
── 潜在意識を欺くことはできません。

言葉だけでなく、行動も伴ってこそ自己暗示の力はパワフルになります。 言葉と行動の両方が備わってこそ、自分の成功を心の底から確信できるようになるのです。
「こんな自分になりたい」ということを潜在意識に効果的に伝えるには、言動だけでなく、日々の行動も「なりたい自分」がしているものにしていく必要があります。

▼潜在意識について詳しくは……
潜在意識とは何か

怖いのはマイナスの自己暗示

先ほど、自分の潜在意識の中に刻み込んだことは、何であれやがて現実になると書きました。
つまり、潜在意識にネガティブなイメージを刻み込めば、それも現実のものになってしまいます。

「どうせ無理」「そんなことしても無駄」「絶対うまくいかない」 ──

こうした言葉が口癖のようになっている人は気をつけなくてはいけません。
繰り返し口にしていればそれが潜在意識に刻み込まれ、やがてそれが現実のものとなってしまうでしょう。

普段自分がよく使う言葉には注意を払わないといけません。

自己暗示の言葉

自己暗示のための言葉は、肯定的なものをチョイスする必要があります。
よくあるのは次のような言葉です。

それをすでに手にしたかのような言葉で自己暗示したほうが良いという人もいます。
それに伴って現実がついてくるという考え方です。

しっくり来ない人は現在進行形にする方法もあります。

こうした言葉を、毎日しつこいくらい繰り返すことで効果が現れます。
紙に書いたり、鏡に写る自分に言い聞かせたり、朝晩呪文のように唱えたり…。
やり方は人それぞれです。

まとめ

自己暗示とは、自分の心を整える技術といっても良いものです。
知らぬ間に他人に暗示をかけられたらマインドコントロールということになるのかもしれませんが、これは自分で自分のためにやるものです。

自己暗示を意識的に毎日やる人はごくわずかです。
しかし、成功した人はたいていそれをやっているものです…。


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