人生つまらない…は自分への呪い

「人生つまらない…」
── そう感じている人が実はたくさんいます。

ここではそんな人たちのために、カウンセラーでもある私がその特徴や心理的な動きなどを解説します。

最後には「人生つまらない」から脱出するためのアクションもご紹介します。

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目次

人生つまらないと感じる人の特徴3つ

人生つまらないと感じる人は、だいたい次のような特徴を持っています。 

①単調な毎日に飽き飽きしている
毎日家と会社を往復して寝るだけ。そんな単調な毎日の繰り返しに飽き飽きしている。

②孤独感に襲われている
心を通わせる人がいない。どうせわかってもらえない。人付き合いも面倒臭い。そう思っている。 

③あきらめ感が漂っている
「馬鹿らしい、どうせ無理、頑張っても無駄」心のどこかでそう思っている。

もっとも、人生つまらないと感じている人たちも、最初からそう感じていたわけではないはずです。

たいていそういう人たちは頑張り屋で、頑張って頑張ったけれど、それでも報われなくて…最後に心が心理的逃避先を求めた。

それが「人生なんてつまらない」という思考につながったのです。

「私が報われないのは、そもそも人生がつまらないからだ」というわけです。

心理的にそこに逃げ込むことで、かろうじて自分自身を保とうとする心の働きといっても良いでしょう。

もちろん、そういった思考はあまり建設的ではありません。

早めに抜け出す必要があります。

それは風邪に似ている

「人生つまらない」という考え方は、心の風邪のようなものです。

何か悪い毒素のようなものを出すためにその症状が出る。
ただし、その症状が出始めるとどうも体がだるくなる。
そして、それをこじらせるともっと大きな病気に繋がる恐れもある。

まさに風邪と同じです。
だとすると、その症状が出たら早めの対処が必要です。

ちなみに、「人生つまらない」をこじらせてしまうとどうなるのか。

……2つのケースを紹介します。

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「人生つまらない」をこじらせたケースその1 

「人生つまらない」…一度自分の中でそう結論づけてしまうと、それが正しいのだということを証明するために生きてしまうことがあります。

わざわざ失敗するようなことをやったり、うまくいっていることに対してもそれを自ら壊すようなことをするのです。

なぜなら、自分の人生がうまくかないのは、人生がつまらないことが原因だということを立証しなければならないからです。

── それが証明されれば、悪いのは自分ではなく人生の方だということにできるのです。

いつの間にか「人生がつまらないということを立証すること」が自分の無実を証明するかのように考えてしまっているわけです。

だから、人生のつまらなさを立証しようと躍起になる。 

自分が劣っている部分などに過度に注目して、だからしょうがないと言い訳する。

「あの人が人生を謳歌しているのは、持って生まれた何かのせいだ。自分とは違う。人生は不平等だ」 ……などと言いたがる。 

いつの間にか、そんなネガティブなストーリーを描くことに関しては天才的になり、それを理由に人生から逃避して行く。

それがいつか行き止まりになることを心のどこかで気付いていながら、目を背けながら突き進んでいく……。

「人生つまらない」をこじらせたケースその2 

また、「人生なんてつまらない」という人の中には、家族に対する復讐心から自分の人生を投げやりに生きてしまう人もいます。

家族からの過度な期待や、いじめのような精神的虐待に押しつぶされ、自分の人生を台無しにすることによって相手に思い知らせようとするのです。

これは自分を犠牲にした復讐行為であり、自殺行為にも似ています。

こじらせると呪いになる

このように、「人生つまらない」をこじらせると一種の呪いに変わります。

……自分で自分にかける呪いです。

それは、「つまらない人生」を実現させようとする呪いです。

本当に怖いものです。

こじらせる前に

さて、「人生つまらない」は風邪に似たものであり、それをこじらせると呪いに変わる怖いものだということがわかりました。

だから、その兆候が出たら早めに手を打つ必要があります。

しかし少し言い換えると、「人生つまらない」という思考が頭をよぎったら、それは何かを変えるべきだというサインだととらえることができます。

「このままだと良くないよ〜」と何かが知らせてくれている……。

そう考えると、これも悪いことばかりではありません。

では何を変えるか?

例えば、まず最初にあげた「人生つまらない」と感じる人の3つの特徴に合致しないように何かアクションを起こす。 

①単調な毎日に飽き飽きしている
→退屈を感じたら新しいことにチャレンジするなど日常に刺激をもたらす。新しい趣味、習い事などを始めるのにベストなタイミングと言えるでしょう。

②孤独感に襲われている
→心から語り合える仲間を探す。諦めずに。心を開いて。必ずどこかに共感しあえる仲間がいます。 

③あきらめ感が漂っている
→希望を持ち楽観的になる。あまり大きなことを考えず、自分にできる小さなことから始めましょう。

「人生つまらない」をこじらせる前に、早めのアクション。
── これが大事です。

最後に

「人生つまらない」と感じるのは変化のサインであり、それをそのまま放置すると一種の呪いに変わります。

私は「人生なんてつまらない」と言っている人のところに幸運が舞い降りたのを見たことがありません。
自分の中にそれが深く浸透すると、「つまらない人生」が実現してしまいます。

自分で自分に呪いをかけるのはやめましょう。
早めに対処して自分の人生を生きましょう。
誰のためでもなく自分のために。

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カテゴリ モチベーションコラム
 タグ  人生悩み

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