「慈悲の瞑想」の効果とやり方

ここでは、「慈悲の瞑想」を紹介します。
最近有名な「マインドフルネス瞑想」と同じように心を整える瞑想の一つです。

「慈悲の瞑想」の狙いは、私と他者との区別を解かしていき、あらゆるものを慈悲の心で包み込むことです。

それにより心の平穏を得ることができます。

なぜなら、普段の私たちの意識は「私」と「他者」とが切り離されていて、その区別が対立や葛藤を生み心を乱しているからです。

だから、その境界線を無くして、慈悲の心で全てを包み込んでいくことで心が満たされていくのです。

心がイライラしていたりザワザワしている時に、この「慈悲の瞑想」は非常に効果的です。

毎日実践していけば心にはゆとりが生まれ、イライラすることもほとんど無くなっていくでしょう。

スポンサーリンク

目次

慈悲の瞑想は仏道修行の基礎

「慈悲の瞑想」は、仏教の精神を非常によく表現しており、すべての仏道修行の基礎となる瞑想とも言われています。

したがって、これを毎日繰り返していけば仏教の精神が自然と体に染み込んでいくということになるでしょう。

ちなみに、ヴィパッサナー瞑想ではその準備段階としてよくこの「慈悲の瞑想」が行われます。
同じように、マインドフルネス瞑想を行う前の準備段階として、この「慈悲の瞑想」を行うのもとても効果的です。

慈悲の瞑想のやり方

「慈悲の瞑想」のやり方は、次のようになります。

「慈悲の瞑想」全文

私が幸せでありますように
私の悩み苦しみがなくなりますように
私の願いごとが叶えられますように
私に悟りの光が現れますように
私が幸せでありますように(3回)

私の親しい人々が幸せでありますように
私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人々の願いごとが叶えられますように
私の親しい人々に悟りの光が現れますように
私の親しい人々が幸せでありますように(3回)

生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように
生きとし生けるものに悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

私の嫌いな人々が幸せでありますように
私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々の願い事が叶えられますように
私の嫌いな人々に悟りの光が現れますように
私を嫌っている生命が幸せでありますように
私を嫌っている生命の悩み苦しみがなくなりますように
私を嫌っている生命の願い事が叶えられますように
私を嫌っている生命に悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

もし、「慈悲の瞑想」を全て唱えるのが難しいようであれば少しづつ始めても良いでしょう。 その場合、最初は「私」と「生きとし生けるもの」から初めてみましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

慈悲の瞑想は私と他者との区別を解かしていき、あらゆるものを慈悲の心で包み込んでいくものです。
毎日実践していけば心にゆとりが生まれ、日常の中でイライラすることが無くなっていくでしょう。

日常のストレスやイライラで心が乱れている人にはおすすめの瞑想です。
ピンと来た方はぜひ実践してみてください。

関連記事

マインドフルネス瞑想についてはこちら
マインドフルネスとは何か?


このサイトは、生き方・働き方を模索する人のためのWEBマガジンです。月間300万pv。運営者は原宿に住むコーチ、ブロガー。
→もっと見る

Follow
Facebook
X
Instagram
メールマガジン