何もしていないのに疲れる…反芻思考が原因かも

「特に何かしたわけでもないのにいつもひどく疲れている…」
そんな症状に見舞われている人は決して少なくありません。
もしそれが肉体的な疲労でないとしたら、それは精神的な疲労ということになるでしょう。
そしてその精神的疲労の原因の多くは、アレコレ考すぎることによって引き起こされていると考えられます。
きっと、誰にでも思い当たる節はあるはずです。
「もし〜になったらどうしよう…(不安)」
「周りの人からどう見られているのだろうか…(心配)」
「あの時ああしておけば良かった…(後悔)」
そういった考えてもどうしようもないネガティブな思考の反芻(はんすう:くりかえし考え味わうこと)。
ありますよね〜。そんなこと。
いわゆる反芻思考とも呼ばれるものですが、何もしていないのに疲れている人は、これによって精神的に疲弊してしまっている可能性があります。
特に心配性の人はこうした思考が頭をもたげ、思考がグルグル繰り返して、思い悩んでるうちに脳のエネルギーをどんどん浪費してしまうのです。
目次
雑念が脳のエネルギーの大半を浪費する
実は、人間の脳は1日のおよそ半分以上をそうした「頭に浮かぶ雑念」ともいうべきものに費やしているといいます。
また、そうした雑念が費やすエネルギー消費量は、脳の全エネルギー消費の60〜80%を占めるとも言われています。
つまり、ただでさえ多くのエネルギーを消費するその領域に、不安や後悔といったネガティブで不毛な問いを投げかけると、精神的にものすごく疲弊するわけです。
不安や後悔といったものの多くは、いくら考えても決して答えの出ない問いかけですから、思考は永久にグルグル同じところを回り続けます。
したがって、その思考グルグルで脳の全エネルギーの60〜80%を使い切ってしまうことになるわけです。

そりゃあ、何もしていないのに疲れるわけです。
ネガティブな思考の反芻、多くの場合これこそが「何もしていないのに精神的に疲れる」最大の要因だったというわけです。
不安・心配・後悔は国民性
しかし、精神的に疲れる要因がネガティブな思考の反芻だとわかったとしても、それでも簡単にやめられないのが不安・心配・後悔というものです。
だって、勝手に頭に浮かんできちゃんだからしょうがありません。
もしかしたら、心配性なのは日本人の国民性かもしれません。
資源が乏しく災害の多い国で生き抜くために備わった、本能に近いものなのかもしれません。
もし日本が温暖な気候で資源も豊富で、災害の少ない国であれば、きっと皆もっと大らかで陽気に暮らしていることでしょう。
ネガティブな思考の反芻をやめる方法
心配性が日本人の国民性だとしたら、それに逆らって陽気な外国人のようにハイテンションで生きるのには無理があります。
「ネガティブな発想はやめて、これからはポジティブな考え方で生きていくんだ!」と誓ってみても、1週間後には挫折してしまうことがほとんどです。
中には、変われない自分に自己嫌悪してさらにネガティブになってしまう…なんてこともあるかもしれません。
そこで紹介したいのがマインドフルネス瞑想です。
マインドフルネス瞑想とは、簡単に言うと「雑念から解放されリラックスする」ために行う瞑想です。
不安、心配、後悔、といったネガティブな思考の連鎖から自分を解き放つ訓練としても最適です。
ポジティブになろうと無理するわけでもなく、瞑想という手法も日本人にとっては親和性が高いのでオススメです。
▼詳しくは「マインドフルネス初心者向けまとめ」参照
まとめ
この記事のポイントです。
- 不安、心配、後悔といったネガティブな思考を繰り返し反芻(はんすう)することが精神的疲弊の大きな要因になっている。
- とは言え、心配性なのは日本人の国民性だからそれを止めるのは簡単じゃない。
- そこでオススメなのが雑念から解放されるためのマインドフルネス瞑想。
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