傷つきやすい人は自己評価が低い

些細なことで傷ついてしまう……と悩んでいる人は結構います。

ちょっとしたミスで落ち込んだり、他人からのちょっとした言動で大きく傷ついてしまったりするのです。

そしてそのことをいつまでも引きずり、なかなか割り切ることができません。

傷つきやすい人はそんな繊細で敏感な人です。 

一般的に傷つきやすい人は自己評価が低い傾向にあります。
そして、それによる思考の癖が傷つきやすさを生み出しています。

実は、心の強さなど誰もがほとんど変わりません。

傷つきやすい人と傷つきにくい人の違いは、心の強さではなく思考の癖の違いなのです。 

ここでは、そんな「傷つきやすい」と感じている人とそうでない人の思考の違いを見ていきましょう。 

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目次

傷つきやすい原因

先ほど書いたように、一般的に、傷つきやすい人は自己評価が低い傾向にあります。 自己評価が低いとは、心の中に次のような思い込みがあるということです。 

要するに自分に対する評価が低いのです。
こうなると、ミスや失敗がどんどん怖くなってしまいます。自分はうまく立ち回れないと考えているからです。

そして、失敗への恐れから物事の悪い面ばかりに注目するようになってしまいます。
そうなると当然、自己評価の高い人なら気にもとめないような些細なことまで気になってしまいます。

悪いことに過敏に反応してしまうのです。 

そして、傷つきやすい人の低い自己評価は、ちょっとしたことを大げさに捉え、それによって自分の人格まで否定されたような気になってしまうのです。

また、失敗に対する耐性が弱く、失敗は誰にでもあることだしリカバリーすれば良いのだという考えになかなかなれないのです。

自己評価の高い人は、「まぁこのくらいならきっと何とかなるさ」というおおらかな気持ちを持っていますが、自己評価の低い人は「もうダメだ」などと考えてしまいがちです。

そのちょっとした違いが傷つきやすさを生み出しているわけです。

繊細で傷つきやすい人のプライド

繊細で傷つきやすい心の裏に、高いプライドが隠れていることもあります。

そうした人が社会の中で自分のプライドを守れなくなると、社会から逃避し繋がりを遮断しようとすることがあります。

そうやって、かろうじて自分のプライドを保とうとする試みが”引きこもり”というわけです。

また、傷つきやすい心を抱えたもの同士が、互いに傷つけあうようなことも起こります。

その場合、相手はその人の一番弱いところを突いてきます。
直感的に一番傷つきやすいところを知っているからです。

しかも、その試みがうまくいかなければ何度でも執拗に繰り返します。
そして、互いに心の底で憎しみ合いながらも離れられないという、奇妙で複雑な関係を築き上げることがあるのです。

傷つかないために

傷つきやすい人は、ちょっとしたことを大げさに受け取って自分の全てを否定されたと感じる傾向があります。

一つのミスを指摘されたからといって、それがあなたの全人格を否定しているわけではないのです。

失敗と人格は別物だと考えましょう。

また、過去ではなく、未来に目を向ける癖を持ちましょう。

失敗してしまったことをくよくよ考えるのではなく、ミスや失敗は後で取り返せば良いと考えるわけです。

むしろ「失敗は成功のもと」という言葉もあるくらいですから、失敗は悪いことではないのです。
必要以上に悪いところにこだわらず、おおらかで前向きな気持ちを持つ努力をしてみましょう。

傷つきやすいのは思考の癖ですから、癖を改めれば傷つきやすさからも逃れられるでしょう。 

まとめ

傷つきやすいのは思考の癖だということを書いてきました。
それは確かにちょっとした考え方の違いです。 

しかし、そのちょっとした思考の癖が人生を楽しめるかどうかを決めるとも言われています。
過剰に傷つきやすいと生きていくのが何かと息苦しくなってしまうからです。 

あまり細かなことを気にせず「まぁいっか」と考える癖を付けましょう。
それだけで世界は大きく変わります。

何度も繰り返しますが、心の強さなど誰しも似たようなもので違いを生み出すのはあくまでも”思考の癖”なのですから……。

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