批判だらけの現代人が知るべき言葉
他山の石

『他山の石(たざんのいし)』という言葉を知っているでしょうか?

ビジネスの現場などでたまに使われることがある言葉です。

その意味は、「他人のつまらない言行も自分を磨くのには役立つ」といった意味です。

由来は「よその山から出た粗悪な石も自分の宝石を磨くのに利用できる」という話です。

つまり、「他山の石」とは、他人の良くない行いを反面教師にして自分を磨けという教えです。

「人の振り見て我が振り直せ」とほぼ同じ意味です。

やっぱり昔から言い伝えられている教えや教訓は、時代を超えてとっても役に立ちますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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他人を批判する癖

最近では、他者に対する批判的な言動が至る所で目立つようになってきました。

原因として考えられることは、SNSやメディアなどを通して問題のある人物を目にする機会が増えたことがあるでしょう。

炎上商法と言う言葉があるほど、問題行動を起こせば人の関心を集めることができ、結果として大きな影響力を持つことができる時代です。

また、問題行動を収めた動画や画像などは瞬く間にSNSで散し、メディアでも頻繁に取り上げられるようになりました。

問題のある人物を目にする機会が増え、それに伴い私たちが他人に批判的な感情を抱く回数も増えてしまったのです。

しかも、そうして他人に批判的な感情を抱く回数が増えた上に、他者を批判することの奥に潜むちょっとした快楽が癖になってしまうと、いつの間にか他人の失敗の粗探しをして文句ばかり言うような人間になってしまうので注意が必要です……。

他人の欠点はよく目につく

そもそも、他人の欠点や言動の誤りは、とにかく目につきやすく気になってしまうものです。

そして、お節介にもそのことを指摘して改めるよう求めたり、ついつい非難してしまうのです。

直接言わなくても、こっそり陰口を言うなんてこともあるかもしれません。

しかし、ほとんどの人は他人のちょっとした言動はすごく気になるのに、自分自身の欠点や言動の誤りには全く気づかないでいます。

だから、「他山の石」という言葉を思い出すのことが大事なのです。

「他山の石」は、他人の失敗を反面教師として、他人をとがめるより前に自分を磨くことに利用しようという教えです。

相手の未熟さに嫌悪感を抱くのではなく、反面教師として己を正す ── 。

「他山の石」を心に刻んでいれば、相手に対して嫌悪感を抱くどころか、「教えてくれてありがとう」と感謝に似た気持ちすら抱くようになるでしょう。

つい他人の言動のあらを探して文句ばかり言ってしまう人は、ぜひ学ぶべき教訓だと思います。

「人の振り見て我が振り直せ」との違い

ちなみに、「他山の石」「人の振り見て我が振り直せ」は、ほぼ同義語ですが使われるシーンが違うような気がします。

言葉としては、「人の振り見て我が振り直せ」の方がポピュラーです。
子供の頃に言われたことがある人も多いのではないでしょうか。

その理由は分かりやすさにあると思います。

「人の振り見て我が振り直せ」は、その言葉通りの意味ですから非常に分かりやすい。

一方、「他山の石」は言葉だけでは何のことだか意味が理解できません。

したがって、子供相手には「人の振り見て我が振り直せ」を用いて、大人はちょっとカッコつけて「他山の石」を使いたがる、ということなんじゃないでしょうか。

ビジネスの現場で「人の振り見て我が振り直せ」と言う教訓を述べるのは、ちょっと子供っぽい言葉のチョイスだと思われてしまうのかもしれません。

これからは、カッコよくスマートに「他山の石」を使いましょう(笑)

まとめ

『他山の石(たざんのいし)』は、他人の良くない行いを反面教師にして自分を磨けという教訓。

この言葉を胸に刻んでおけば、相手の未熟さに嫌悪感を抱くのではなく、反面教師として己を正すことができるようになります。

これができれば、他者に対する感情的で非建設的な批判が目立つ世の中にあって、人間的な成熟を示すことができるようになるでしょう。

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