「行動力がない」を克服する7つのヒント
「行動力がない」という悩みを持っている人はたくさんいます。
頭では色々考えているけれども、なかなか実際の行動に移すことができないという悩みです。
中には「自分はそういう性格なんだ」と諦めている人もいますが、性格は全く関係ありません。
例えば、大好きな人に会えるとなれば、億劫なあなたもお気に入りの洋服に着替えて出かけるでしょう。
家が火事になれば扉を蹴破って飛び出すでしょう。
つまり、本来行動力は誰にでも備わっているもので、それが「ない」ということはあり得ないのです。
健康なのに行動力がないのであれば、そこには必ず何らかの原因があります。
ここでは、そんな行動力がない原因や、行動力を上げるための方法を考えていきます。
目次
行動力がない人の7つの特徴
行動力がない人の多くに共通するのは次のような思考状態です。
7つ紹介します。
1)潜在意識が現状を維持しようとしている
潜在意識は現状を維持しようとする性質を持っています。
目に見える危険でも迫っていない限り、現状を維持していれば死にはしないという動物的本能が働くのです。
何か新しいことを始めたり、これまでと違うことをしたりしようとすれば、当然リスクが生じます。
面倒臭いこともあるでしょう。
だったら現状のままでも良いかな、と心の片隅で少しでも思っているのなら、あなたの潜在意識はそれを敏感に感じ取り現状を打破する行動を拒もうとするのです。
あなた自身は行動しようと思っているつもりでも、その奥の無意識下では潜在意識が現状を維持しようと働いている……そんな状態です。
この場合、たいてい潜在意識の方が力が強いですから重い腰はなかなか上がりません。
2)大きく考えすぎる
例えば、世界平和のために行動しようと思っても、一体何から始めれば良いのかわかりません……。
そこまで大きな話でなかったとしても、「起業」や「ダイエット」といったものでも同じ現象が起こります。
漠然としたものに向かって行動しようとしても、なかなか現実的な行動が見えてきません。
どんな大きな目標に向かうとしても現実は小さな行動の積み重ねですから、それを意識できないと行動力には繋がらないのです。
3)結果を気にしすぎる
「失敗するかもしれない…」「失敗したらどうしよう…」 そう考えるとやっぱり行動するのは怖くなります。
それなら行動せず、出来るだけ先送りしようとする気持ちになるのも当然です。
失敗することや、どちらに転ぶかわからない曖昧さを受け入れられないと、なかなか行動力は出てきません。
4)恐れや失敗に関する情報ばかり集める
行動するということは、その前に決断があるわけです。
そして、決断の前には、そのための材料集めがあります。
「何のためにそれをやるのか?」
「どんなメリットがあるのか?」
「成功する可能性は?」
そういった判断材料を集めて決断するのです。
しかし、そこで失敗や恐れ、心配事に関する材料ばかり集めたらどうなるでしょう。 きっと怖くなって決断することなどできなくなってしまうでしょう。
行動力がないのはリスクや失敗にばかり注目していることが原因かもしれません。
5)行動力のある自分をイメージできない
通常、人は自分と同じような人と仲良くなります。
安心感があるというのもあるでしょう。
もしかしたら、あなたの周囲にはあなたと同じように行動力がないタイプの人たちしかいないのかもしれません。
そのために、行動力がある人がどんな感じなのかイメージできていないのかもしれません。
行動力がないのが当たり前、という環境にいるということです。
6)経験がない、自信がない
自信のなさや経験のなさが行動力のなさにつながっていることがあります。
ここで言っているのは、何かにチャレンジすること自体への経験のなさや自分自身に対する根本的な自信のなさです。
経験がないから自信がない、自信がないから経験したくない、そんな悪循環にはまっているかもしれません。
7)思考のループにはまっている
たいていの物事は、ある程度の見切り発車が必要です。
いくら頭で考えても答えは出ず、もう後はやってみるしかない、という段階がくるものです。
にも関わらず、思考のループから抜け出せないことがあります。
考えすぎると、得てして悪いことばかり考えてしまうのが人間の性です。
行動力がある人になるための7つのヒント
ここまで、行動力がない人の特徴を紹介してきました。
逆に言うと、それらの特徴を克服すれば、行動力のある人になれるということでもあるわけです。
ここでは、そうして行動力のある人になるための考え方や行動指針を示していきます。
1)潜在意識に行動を促す
潜在意識をやる気にさせるのは簡単ではありませんが、例えば危機感を自分にインストールする方法は役に立つかもしれません。
「現状維持は下りエスカレーターに乗っているのと同じこと」だという認識を強く持つことです。
行動しなければ結局何も変わらず、最後に困るのは自分だということを自覚するのです。
2)スモールステップを意識する
大きな目標を持つことは良いですが、それだけでは気が遠くなって最初の一歩が踏み出せません。
そこに到達するまでのスモールステップを設定して、少しずつ積み重ねるステップを楽しみましょう。
3)結果を意識せず、やるべきことに全力を尽くす
結果ばかり考えていると行動力が鈍ります。
結果というのは大抵どうなるかわからないもので、それをいくら考えても仕方がありません。
今できることは行動に全力を尽くすことしかないのだという認識を持ちましょう。
全力を尽くした結果であれば、たとえどんな結果でも気持ち良く受け入れることができるでしょう。
まさに「人事を尽くして天命を待つ」という心持ちです。
4)成功や喜びに意識を向ける
失敗や恐れに意識を向けて、それに関する情報ばかり集めていると、怖くなって行動できません。
そうではなく、成功や喜びに関する情報を集めるようにしてみましょう。
行動したら何が得られるのか、どんな世界が広がるのかに意識を向けて行きましょう。
5)行動力がある人に触れる
行動力がある人に実際に会うと、自分もできるかもしれないと肌で感じるものです。
自分の周囲にいなければ、ネットなどで探して会いに行ってみるのも良いでしょう。
6)とにかくやってみる
自信のなさや経験のなさが行動力のなさにつながっていることがあります。
しかし、最初は誰もが自信も経験もありません。
「どんなに偉大な芸術家もはじめはみんな素人」という言葉もあります。
行動することでしか、経験も自信も積むことができないのです。
まずは小さなことから挑戦してみるのがいいかもしれません。
7)バカになったつもりで
たいてい、考えれば考えるほど行動力は鈍ってしまいます。
思考には限界があります。
時には、バカになったつもりでとりあえずやってみる、という勢いが必要です。
最後に
ここまで行動力を上げていくためのヒントを書いてきました。
ちょっとした考え方や思考のクセが、行動力を鈍らせる原因になっていたということがお分りいただけたかもしれません。
行動するためには最初の一歩が肝心です。
車も動き出す瞬間にもっとも大きなエネルギーを必要とします。
人間も同じです。
動き出せばあとは勢いで走っていけるものです。
未来を変えるのはいつだって”行動”です。
恐れず行動していきましょう。
未来は行動の先にある。
(ビル・ゲイツ/マイクロソフト創業者)
爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳。
わかっていても行動できない理由
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