適職診断byホランド理論
現実的タイプ
考えるより、まず動く
世の中には、「考えるより、まず動く」というタイプの人がいます。説明書を隅から隅まで読むより、実際に触ってみて「こうやるのか!」と身体で覚える。机の上であれこれ想像するより、現場に飛び込んで手を動かしたほうが納得できる。そんな実践派の人たちこそ、ホランド理論でいう「現実的タイプ(Realistic)」です。
細かい説明や理屈っぽい話より、目の前の“モノ”や“作業”に直接関わることが好き。工作やDIY、料理やガーデニングなど、手を動かして作り上げる工程に心が躍ります。学校の授業でも、座学より体育や実習、実験のほうがワクワクした経験があるのではないでしょうか。
「作る・動かす」ことに没頭できる
現実的タイプの人は、集中力が高く、「無心で作業していたら、あっという間に時間が過ぎていた」ということも珍しくありません。現場仕事やモノづくりが得意で、黙々と作業することに幸せを感じる人も多いはずです。
どんな仕事に向いている?
現実的タイプは、何かを「作る」仕事や、「体」を使って働く現場が向いています。
例えば──
エンジニアや機械整備士など、モノを扱う仕事
建築、土木、大工、職人など、現場のスペシャリスト
調理師やパティシエなど、手先を活かす職業
スポーツやフィットネス、トレーナーやインストラクター
警察官や消防士、救急隊などの“動く”公務員
農業や漁業、自然と関わる仕事 など
いずれも、「頭で考えて終わり」ではなく、「手」や「体」を動かし、自分の力で成果を形にできる仕事です。
現実的タイプの強みと弱み
現実的タイプは、「即行動」と「現場力」が最大の強み。困難な状況でも臨機応変に対応できる、トライ&エラーで成長できる、そして頼まれごとに強い責任感を持って取り組めるのが強み。
一方で、データ分析や細かい理論、長時間の会議や計画立案はやや苦手に感じやすいところがあります。じっくり考えてから動きたい人たちとは、ペースが合わないこともあります。
研究的タイプ
知りたい欲が止まらない
世の中には、「なんで?どうして?」が口グセになるほど、知識や理論を深掘りしたいタイプの人がいます。 与えられた答えを鵜呑みにせず、「本当にそうなの?」と自分で調べて確かめてみたくなる。 じっくり考えたり、仮説を立てて実験してみたり―― そんな知ること自体を楽しむ人たちが、ホランド理論でいう「研究的タイプ(Investigative)」です。
このタイプは「なぜそうなるのか」「どうすればもっと良くなるのか」といった「問い」を持つことが得意です。また、仮説を立てて実際に調べたり、比較したり、実験してみるプロセスそのものにワクワクします。
知的パズルに飛び込むのが好き
研究的タイプの人は、物事の仕組みを解明したり、原因と結果のつながりを見つけたりするのが得意。 頭の中で情報や知識を組み合わせ、新しい答えを導き出す―― そんな“知的なパズル”を解くことが、何よりの楽しみです。
時には、「なにそれ難しそう」と周りに言われる内容にも興味津々で首を突っ込み、「調べるの面倒くさくない?」と言われてもむしろ燃えてくる。その知的体力、まさに「研究的タイプ」ならではです。
どんな仕事に向いている?
研究的タイプは、「調べる」「分析する」「理論を組み立てる」などの分野で活躍できます。
例えば──
研究者・科学者・分析者
エンジニア・プログラマー
医師・薬剤師・臨床検査技師
データサイエンティスト
大学教員・専門講師
ジャーナリスト・リサーチャー
調査会社・コンサルタント
天文学・考古学・生物学などの学問分野 など
現象の「なぜ?」を解き明かし、論理や証拠を積み重ねて答えを導くような仕事は、まさに天職と言えます。
研究的タイプの強みと弱み
研究的タイプの強みは、やはり“好奇心”と“論理的思考力”。難しいテーマや新しい分野にも臆せず飛び込める、探究心の強さが最大の武器です。
また、一つのことを深く追求できる集中力や、他人にはない視点で問題を見つめる力もあります。
一方で、「考えすぎて行動が遅れる」「結論が出るまで動けない」「話が難しすぎて周りに伝わらない」といった悩みも出やすいです。 そして、何でも自分で調べないと気が済まないため、協調性を求められる場面では少し浮いてしまうことがあるかもしれません。
芸術的タイプ
自分だけの世界を表現するクリエイター
人には「言葉にならない思いを、何か別の形で伝えたい」「自分だけの世界観を表現したい」と感じる瞬間があります。そんな心の動きに素直で、自由な発想や独特なセンスを大切にするのが、ホランド理論でいう「芸術的タイプ(Artistic)」です。
芸術的タイプの特徴は、「決まった手順」や「ルール」よりも、自分なりのやり方で新しいものを生み出したいという想いが強いことです。
例えば、絵を描いたり、文章や詩を書く、写真や映像で何かを表現する、音楽を作る・奏でるなど、「創造」や「表現」という行為に惹かれます。
小さな頃から「みんなと同じ」はなんだかつまらなく感じたり、学校の美術や音楽、作文などで自分の世界を表現できる授業が特に好きだった、なんて経験がある人も多いでしょう。
インスピレーションが降りてくる瞬間を大切に
芸術的タイプの人は、日常のなかでふとした瞬間に「これ、素敵だな」と感じる感性が人一倍豊かです。音楽を聴いてイメージが広がったり、映画や本に没頭して自分なりの物語を思い描いたり──。
ひらめきを形にしたくなったときの集中力は抜群で、絵や写真、文章、音楽、ファッション、ダンス…など、自分の中に湧いてくるイメージを何らかの形でアウトプットしたい衝動に駆られます。
どんな仕事に向いている?
芸術的タイプは、その独自の感性や想像力を活かせる仕事に向いています。
例えば──
デザイナー、イラストレーター、アーティスト
作家、コピーライター、編集者
写真家、映像クリエイター
音楽家、作曲家、演奏家
ファッションやインテリアのプロデューサー
舞台や演劇の演出、俳優
WEBや広告、メディア関係全般 など
「これが正解」という型がない仕事、または「自分のセンス」や「アイデア」で勝負できるフィールドが向いています。
芸術的タイプの強みと弱み
芸術的タイプは、とにかく想像力と感性が豊か。「こういうのがあったら面白い」「もっと新しい表現がしたい」と常にアンテナを張っているので、他の人が思いつかない視点を持っています。作品づくりや発信を通じて、たくさんの人の心を動かすこともあるでしょう。
一方で、「ルール通りにやって」と言われるとやる気を失ったり、単調な作業はどうしても苦手。自分の中のひらめきが抑えきれなくて、周囲と衝突することもあるかもしれません。
社会的タイプ
人と関わることで力を発揮
人と話しているとき、なぜか自然と笑顔になる。困っている人を見つけたら、つい声をかけずにはいられない。 そんな「人のために動くこと」にやりがいを感じる人がいます。 ホランド理論でいう「社会的タイプ(Social)」とは、まさに“人との関わり”を自分の軸に持つ人たちのことです。
社会的タイプの大きな特徴は、「人の成長や幸せに自分が関わること」に喜びを感じるところです。 例えば、友達の相談に乗ったり、後輩や新人の面倒をみたり。 自分がサポートしたことで相手が笑顔になったり、前向きな変化が見えたりすると「よかったなあ」としみじみ嬉しくなる――そんな優しさや共感力を持っています。
「誰かの役に立つ」「一緒に目標を目指す」「みんなで協力する」。 こうした場面になると、普段以上の力を発揮できるタイプです。
会話やつながりが日々のエネルギー
社会的タイプは、人と話したり、教えたり、励ましたりすることでエネルギーをチャージします。
グループワークやワークショップ、イベント運営なども楽しめるタイプです。何気ない日常でも、つい誰かに手を差し伸べる役割を引き受けてしまうのが社会的タイプの魅力です。
どんな仕事に向いている?
社会的タイプがイキイキ働ける仕事は、「人」が中心になるフィールドです。
例えば──
教師や保育士、インストラクターなど、人に教える仕事
看護師や介護士、カウンセラー、福祉職など、人をサポートする仕事
人事や採用、研修担当など、社内で人を育てる仕事
イベント企画や地域活動など、人を巻き込む仕事
医療、ボランティア、NPOなど、誰かの役に立つ仕事 など
どの仕事も「自分が人と関わることで、相手が成長したり、笑顔になったりする」ことがやりがいにつながる職業です。
社会的タイプの強みと弱み
社会的タイプの強みは、共感力とコミュニケーション力。人の気持ちを察し、安心させるのが上手です。 チームやグループのなかでも「ムードメーカー」や「まとめ役」として自然に存在感を発揮します。トラブルがあっても、冷静に仲裁したり、対話で解決の道を探ることができます。
ただし、一方で人の気持ちを優先しすぎて自分を後回しにしてしまったり、相手の悩みを抱え込んで疲れてしまうこともあります。 また、競争やノルマばかりの環境だと、モチベーションが下がりやすい傾向があります。
企業的タイプ
人を動かし、道を切り拓く
世の中には、人と関わりながら「自分が道を切り開いていきたい」と考える人がいます。どんな場面でも率先して動き、まわりを巻き込んで物事を前に進める。そのエネルギッシュさと野心こそ、ホランド理論でいう「企業的タイプ(Enterprising)」の大きな特徴です。
企業的タイプの特徴は、「新しいことを始めるとき、まず自分が声をあげてみる」「目標を立てて周囲を動かす」ことが、自然とできること。
たとえば、サークルやイベントでリーダー役を任されると、全体の方針を決めたり、みんなをまとめたりすることにやりがいを感じます。自分が中心になって「流れ」を作るのが楽しいと感じる人も多いはずです。
目標達成のために周囲を動かす
企業的タイプは、人とのやり取りが得意で、「伝える力」や「交渉力」が強みです。単なる世話焼きやおしゃべりではなく、目標達成のために周囲を動かす力があります。
人と一緒に何かを成し遂げることに大きなやりがいを感じ、人前で話すことや、知らない人と会話することも、むしろ刺激的に感じる傾向があります。
どんな仕事に向いている?
企業的タイプは、人を動かす仕事や、交渉・営業・企画などコミュニケーション力が問われる場面で本領を発揮します。
例えば──
営業、販売、広報など、人と接する仕事
起業家、プロジェクトリーダー、マネージャーなど“人をまとめる”役割
コンサルタントや広告、イベントプランナー
政治家や公務員の中でも“交渉”や“説得”が求められる仕事
ベンチャー企業やスタートアップなど、新しい仕組みやチームを作る現場 など
要するに、人や組織を動かして、結果を出す仕事です。
企業的タイプの強みと弱み
企業的タイプの最大の強みは、「目標に向かって人をまとめ、動かす力」。リーダーシップやプレゼン力、決断力に長けていて、状況を見ながら最適な一手を考えるのが得意です。新しい挑戦にも物怖じせず、困難な場面ほど燃える人も多いでしょう。
一方で、細かい作業やじっくり緻密に進める仕事、ルーティンワークには飽きやすい傾向があります。また、人に任せすぎてしまったり、ガンガン前に出すぎて周囲と摩擦が起きることもあるので、バランス感覚は大切です。
慣習的タイプ
縁の下の力持ち
どんな組織やチームにも、「この人がいてくれて本当に助かる」と思わせる縁の下の力持ちがいます。見落とされがちな細かな作業も、しっかり仕組みを整えて、みんなの仕事がスムーズに進むように支えてくれる。そんな人たちが、ホランド理論でいう「慣習的タイプ(Conventional)」です。
慣習的タイプの特徴は、何よりキッチリしていること。書類の整理やデータの入力、スケジュール管理や数字のチェックなど、「きちんと整える」ことにこだわりと誇りを持っています。ルールや手順がある仕事を好み、「こうやると上手くいく」という方法を自分なりに見つけて、効率化するのが得意です。
周りからは「しっかり者」と頼りにされることが多く、秩序や安定を好む傾向があります。
コツコツ作業が得意
慣習的タイプの人は、地味なルーチンワークや細かい確認作業も嫌がらずに続けられます。データや数字の誤りを見つけるのが得意だったり、書類の山をきっちり分類してスッキリさせたり。周りが「めんどくさい」と感じるような事務作業にも、独特の達成感を見いだせるのが強みです。
どんな仕事に向いている?
慣習的タイプが力を発揮しやすい仕事は、
例えば──
事務職や経理・総務などのバックオフィス
銀行や保険、行政などの数字を扱う仕事
データ管理やシステム運用
秘書、受付、医療事務
物流や在庫管理
サポートスタッフ、コーディネーター など
“正確さ”や“きっちり感”が求められる役割がぴったりです。
慣習的タイプの強みと弱み
慣習的タイプの最大の強みは、「正確さ」と「安定感」。決められたことをコツコツやり抜く力、整理整頓やルールの遵守、トラブルを未然に防ぐ慎重さ――組織には欠かせない存在です。
一方で、突発的な変更や自由すぎる現場、ゼロから何かを生み出すクリエイティブな発想勝負の場面には少し苦手意識を持ちやすいかもしれません。また、ルールがあいまいだったり、役割分担がはっきりしない環境では不安を感じやすくなります。
あなたのタイプ・グラフ
「研究的タイプ」= 0 点
「芸術的タイプ」= 0 点
「社会的タイプ」= 0 点
「企業的タイプ」= 0 点
「慣習的タイプ」= 0 点
この適職診断は、適職探しとして定評がある「ホランド理論」に基づいて適職タイプを6つに分類。診断結果からあなたの適職タイプを表示しています。
最も得点の高いものがあなたのメインタイプになります。
ただし、パーソナリティは必ずしも1つのタイプに完全に分類されるわけではなく、複数タイプの組み合わせであると考えるのが一般的。
人はそれぞれのタイプの特徴を多かれ少なかれ持ち合わせていますから、自分に近いものから順に2〜3個のタイプを組み合わせて適職を考察しましょう。
ちなみに、上記のグラフで隣り合ったタイプは類似性が強く、対極の位置にあるタイプは類似性が弱く、真逆のパーソナリティだとされています。
例えば常識にとらわれない「芸術的タイプ」の人は「研究的タイプ」や「社会的タイプ」とはどこか類似性がある一方、秩序を好む「慣習的タイプ」とは明らかに正反対のパーソナリティを持っています。
そのことから、自分の持つパーソナリティと正反対のタイプの職業についてしまうと「この仕事合わないなぁ〜」と感じるはずです。
6つのタイプの特徴
現実的タイプ
←あなたのメインタイプ
もの、道具、機械などを扱い具体的な活動を好む。どちらかというと対人的・社会的出来事への関心は低く、それらが必要な職業は好まない。技術系の仕事、モノづくり、農作業、動植物の世話・管理、職人などの仕事に向く。
研究的タイプ
←あなたのメインタイプ
数学、物理、生物学等に興味関心があり、抽象概念や論理的思考に強い関心を持つ。好奇心が強く自立的。ものごとを一人で成し遂げることを好み、グループでの活動を好まない。研究や調査などの活動を好む。研究者、科学者、医師、システムエンジニアなどの職業に向く。
芸術的タイプ
←あなたのメインタイプ
独創的で発想が豊か。感受性が高く芸術的な仕事が好き。音楽、美術、文学などに関連する能力を持つ。型にはまるのを嫌い、創造的な才能を活かせる職業を好む。デザイン、演劇、ダンス、音楽、文学、美術関係の職業に向く。
社会的タイプ
←あなたのメインタイプ
人に接すること、人に教えたり援助する活動が好き。責任感が強く他者に対する洞察力に富む。多くの人と有効な人間関係を築く。NPOやボランティア、教育関係、医療関係、カウンセリング、販売などの職業を好む。
企業的タイプ
←あなたのメインタイプ
新しい事業を計画したり、組織目標を達成したり、リーダーシップをとって組織を動かすなどの活動を好む。権力や地位を重視する傾向がある。積極的で社交性に富む。経営者、人の管理、販売、営業、広報・宣伝などの職業を好む。
慣習的タイプ
←あなたのメインタイプ
規則やルールを重んじ協調的。定まったやり方に従って手堅い活動をすることを好む。自己主張したりリーダーシップをとることは好まない。几帳面で自制心に富む。情報の整理や管理が得意。事務、会計士、PC操作、税務・法務関係、マニュアルのしっかりした仕事を好む。
4つのキーワード
自分の適職タイプをさらに理解する上では、この6タイプの分類の基礎となる4つのキーワードについても知っておくと役に立ちます。
その4つとは「ひと」「もの」「データ」「アイデア」。
「ひと」と「もの」、「データ」と「アイデア」はそれぞれ対極に位置し、両方の特徴を合わせ持つ仕事はほとんどないと言います(下図参照)。
どんな職業・職種もその特性は、これら4つのいずれか、もしくはその組み合わせであり、また我々働く人間もこれら4つのいずれか、もしくはその組み合わせたものいずれかに興味関心を惹かれる性質を持っているとされます。
先ほどの6つの適職タイプもこれに対応していて、例えば「現実的タイプ」は「もの」に興味関心が強いタイプ、「研究的タイプ」は「もの」と「アイデア」に興味関心が強いタイプだと言えます。
先ほどの診断結果も参考にしながら、下記の図を見て「もの」ー「ひと」、「データ」ー「アイデア」、の2軸で自分はどのあたりに位置するか考えてみましょう。
要するに、この仕事の特性と自分の興味関心がマッチしていれば、それが適職ということになり、それがミスマッチだと「その仕事に向いていない」ということになるわけです。
あなたは、「もの」と「ひと」どちらにより関心が向くタイプでしょうか?また「事実やデータ」と「アイデアや発想」どちらをより重視するでしょうか?
興味関心と6つの適職タイプの関連性をまとめると次のようになります。
| 興味関心 | 適職タイプ |
| もの | 現実的タイプ |
| もの+アイデア | 研究的タイプ |
| アイデア+ひと | 芸術的タイプ |
| ひと | 社会的タイプ |
| ひと+データ | 企業的タイプ |
| データ+もの | 慣習的タイプ |
自分のパーソナリティにマッチした仕事こそ適職であるというのが「ホランド理論」であり、この適職診断はその理論をもとに作成されています。適職探しの参考にご利用ください。
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