夫婦関係を良くする7つの原則

夫婦関係は、人生において最も重要な人間関係といっても過言ではありません。

それ次第で人生の景色が大きく変わるからです。

さて、ここでは「夫婦関係を良くする七つの原則」を紹介します。

アメリカの夫婦関係研究の第一人者ジョン・M・ゴットマン博士が長年の研究結果から導き出したものです。
これを「ゴットマンの法則」と呼ぶ人もいます。 

夫婦関係を良好にしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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夫婦関係が壊れるサイン

ちなみに、ゴットマン博士は、夫婦の会話をたった5分観察するだけで、その夫婦の結婚生活が続くかどうかを93%の的中率で予測できるといいます。

それは、将来離婚する夫婦の会話には、決まって次の4つのパターンが見受けられるからです。

  1. 1:相手を軽蔑するような発言をする(軽蔑)
    2:人格攻撃をする(非難)
    3:責任のなすりつけ合いをする(自己弁護)
    4:問題にきちんと向き合わない(逃避) 

確かに、こうした会話が増えれば、夫婦に限らずともその人間関係はやがて破綻してしまうでしょう。

中でも、結婚生活で最も障害になるのは「軽蔑」だといいます。 夫婦の会話の中に「軽蔑」の匂いが含まれていたら、関係破綻の可能性が大きいと考えておくべきでしょう。

無意識のうちに発せられる、こうした情緒的反応には要注意です。

夫婦関係を良くする七つの原則

さて、以上のことを踏まえ「夫婦関係を良くする七つの原則」を見ていきましょう。

もしあなたが夫婦関係の改善を望むなら、これらを何度も読み直して、自分なりに実践していくと良いでしょう。

(1)相手の考え方や感情をよく理解する

当たり前ですが、相手が何を考え、どんな感情を持っているか、どんなことに興味を持ち、どんな夢や希望を持っているのか、といったことに興味を持ち、十分に理解することが大事です。

相手の考え方や感情をよく理解しましょう。

夫婦であってもやはり他人であり、考え方や感じ方はあなたと違うのです。
まず、最も身近にいる自分が相手の良き理解者であろうと努力してください。

(2)相手に対する思いやりと感謝の心を育てる

配偶者の優れた面に目を向けて尊敬してやること、自分とは考え方や性格の違いがあることを尊重することが大事です。

相手に対する思いやりと感謝の心を育てましょう。

そのためには、これまでの楽しかった思い出を二人で巡り直すのも有意義です。
出会った頃の話、楽しかったこと、苦しかった時のこと……など。

(3)相手から逃げず真正面から向き合う

些細なことでも理解を示し、歩み寄るのは良好な関係を保つ上で大切なことです。

相手から逃げずに真正面から向き合いましょう。

お節介なアドバイスはせず、相手の話を真剣に聞く。
そして自分が相手のことを理解していることを知らせ、配偶者の側に立つこと。
愛情を示し、感情を共有し、夫婦は一心同体であるという態度を示すことが必要です。

もしも配偶者に傷つけられたとしたら、その悪感情は相手よりむしろ自分自身の過去に起因するものだということを理解しておきましょう。

(4)相手の意見を尊重し、相手からの影響を受け入れる 

自分のアイデンティティーを保ちながらも、相手の人格を尊重し、ある程度の妥協や譲歩も必要だということを忘れずにいましょう。

相手の意見を尊重し、相手からの影響を受け入れましょう。

相手の好きなことを自分も好きになる努力をしましょう。

自分はこうだと、相手に一方的に押し付けるようなことばかりしていると、やがて関係性は破綻してしまいます。 

(5)二人で解決できる問題に取り組む 

夫婦間には、「解決できる問題」と「永遠に解決されない問題」があります。
前者にのみ取り組みましょう。

二人で解決できる問題に取り組みましょう。

解決のためには、穏やかに切り出すこと、いたわり合いを忘れないことです。
そして妥協することを学ぶこと。相手の欠点に寛大になることです。 

(6)お互いに行き詰まっているなら、それを話し合いで解決する 

お互いの考えていることを充分に話し合い、その相違点を理解し合い、妥協点を見つけていきましょう。

お互いに行き詰まっているなら、それを話し合いで解決しましょう。

仮にすぐ解決できなくても、時間をかけてその問題に真摯に向き合っていきましょう。

(7) 2人で分かち合える人生の意義を見つける 

二人で分かち合える人生の意義を見つけましょう。

夫婦の役割、夫婦の目標、心のつながりのしるし、などを見出していきましょう。
お正月や誕生日のイベントなどの慣習や儀式を通じて、絶えずお互いが結びつくような役割を確認し合うのも有効です。

まとめ 

ここまで描いてきたことをまとめると次のようになります。

将来離婚する夫婦には次の4つの情緒的反応が見られるということでした。

「軽蔑」「非難」「自己弁護」「逃避」 

これらが出てきたら夫婦関係は大ピンチ。 

そして、夫婦関係を良くするには、ここで紹介した7つの原則を実践していくのが有効です。

(1)相手の考え方や感情をよく理解する
(2)相手に対する思いやりと感謝の心を育てる
(3)相手から逃げず真正面から向き合う
(4)相手の意見を尊重し、相手からの影響を受け入れる
(5)二人で解決できる問題に取り組む
(6)お互いに行き詰まっているなら、それを話し合いで解決する
(7) 2人で分かち合える人生の意義を見つける 

努力次第で夫婦関係は良くなるのだということを忘れずにいましょう。
そして、夫婦関係が良ければ、人生は素晴らしいものになるということも決して忘れてはいけません。

▼参考図書
結婚生活を成功させる七つの原則


カテゴリ モチベーション雑学
 タグ  恋愛

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