「受け入れる」と苦しみは消える

人生は良いことばかりではなく、うまくいかないことだらけです。
そんな時、私たちは「ありのままの現実」を受け入れられず、拒絶したり抵抗したりしてしまいます。
「そんなはずはない……」
「何かが間違っている……」
「なんで自分が……」
という具合です。
(もちろん、それは当たり前です。誰だって現実よりも良い人生を想像しているものです)
しかし、そうした抵抗こそが不要な苦しみを生み出していることには、なかなか気づくことができません。
人生の達人と呼ばれるような人たちは必ず、「ありのままの現実」を受け入れる力を備えています。
彼らは決して不平不満を言ったり、ため息をついたりしません。
無駄な抵抗はせず、ありのままの現実と素直にうまくやっていこうとします。
お金持ちの家に生まれるのは幸いですが、貧乏の家に生まれるのもまた幸いなことなのです。
大切なのは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかです。
「すでにそうあるもの」をあるがままに受け入れることができれば、痛みや苦しみは消えて無くなるでしょう。
抵抗することをやめると、新たなステージが開けるのです。
成功も失敗も、怖れや嫉妬も、怒りや悲しみも人生の一部として受け入れてみましょう。
そして時には、ありのままを受け入れられない自分自身をも受け入れてみましょう。
完璧な人間も、完璧な人生もないのですから、完璧でないことを受け入れてみましょう。
「ありのままの現実」を受け入れることができるようになれば、きっとそれまでに味わったことのないような開放感を味わうことができるでしょう。
それまで自分を縛っていた鎖から解き放たれたような感覚を味わうかもしれません。
そして気がつくでしょう……
自分は自由で、人生は可能性に満ちているということに ──
「受け入れる」と「諦める」の違い
ここで言っている「受け入れる」とは、全てを諦めて受け身で生きるのとは違います。
受け入れるべきものは受け入れ、やるべきことに集中していこうという未来志向の考え方です。
「ニーバーの祈り」と呼ばれる次の言葉が、大きなヒントになるでしょう。
「神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、 変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、 そして、この二つの違いを見定める叡智を、私にお与えください」
変えることのできない事柄について、拒絶したり抵抗したりしても結局は何も変えることができませんから苦しみは増すばかりです。
例えば、身長が低いことや過去の失敗について、抵抗を続けても決して勝利することはできません。
基本的にはもう変えることのできない事柄だからです。
変えることのできない事柄については、甘んじて「受け入れる」しかありません。
ありのままの現実、ありのままの自分、そして人間関係……、無駄な抵抗をやめ、まず受け入れることから始めてみましょう。
「受け入れる」ことができるようになればなるほど、苦しみから解放され、自由に生きられるようになっていきます。
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