ネガティブな人に疲れる…そんな時の対処法

常に否定的な発言をしたり、どんよりとした空気を醸し出すネガティブな人がいます。そうした人と接していると正直「疲れる……」と感じてしまうかもしれません。

もちろん、ネガティブが全て悪いわけではありませんが、ネガティブが強過ぎる人と接する時はこちらも何かしらの対応をしなければなりません。

でないと、こちらまでネガティブな世界に引きずり込まれてしまいます……。

ここでは、そんな「ネガティブな人」に対する対応を考えていきます。

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目次

ネガティブな人の特徴

ネガティブな人というのは物事に対して悲観的な方向に傾斜した考え方を持った人のことを指します。
きっとあなたの周囲にもそういう人がいるでしょう。

ちなみに、ポジティブ心理学によると「ネガティブ感情」の測定尺度は次の10項目です。

つまり、こうした感情を抱くことが多い人はネガティブな人だというわけです。

ネガティブのデメリット 

ネガティブな性格や感情は一般的には悪いものとされています。
それは次のような理由からです。

ネガティブな感情の最も悪いのは、それによって元気が無くなってしまうことです。「意欲」や「やる気」も失ってしまうのです。

ひどくなると生きる意欲すら湧いてこないなんてことにもなりかねません。

ネガティブな人の影響力

極端にネガティブな人は、周囲の人にも悪影響を及ぼします。

「どうせ……」などと言って、周囲の人たちの生気も吸い取ることがあるのです。
そうなると、やがて周囲から人が離れていき不幸ばかりが吸い寄せられるようなことになってしまいます。

また、極端にネガティブな人と接した人は、たいてい「疲れる」「うざい」「こっちまで不幸になりそう」といった感想を持ちます。

感情は人のネットワークを通して伝染することが知られており、ネガティブな感情も予想以上に影響力があります。

職場でも学校でも、人はお互いに影響しあっていますから当然のことです。

アドバイスは有効か?

ネガティブな人に対して、ついつい前向きな言葉をかけたくなってしまうことがあります。

「クヨクヨしないで明るくいこうよ」
「きっといいことあるよ」

という感じです。

しかし、そうしたことを言ってもネガティブな人には大抵あまり響きません。 それを見ると、さらに強く励ましやアドバイスを送りたくなってしまうかもしれません。

その背景には、ネガティブに考えるのは悪いこと、ポジティブに考えることは良いこと、という断定的な思い込みがあるからです。

「世の中にはもっと不幸な人もいるんだからその人のことも考えてごらんよ」
「あなたの悩みにもきっと意味があるよ」

そうして、ネガティブな思考から強引にポジティブシンキングに引っ張り出そうとするのです。 もちろん、それが正しいと思ってやるわけです。

……でも、それはちょっと強引すぎるかもしれません。

アドバイスを受けた方は「それはわかってはいるけど、今はそんな気分になれない」という感じでいることがほとんどです。

ネガティブな人への対応

ネガティブな人は周囲にネガティブな影響を与えるし、アドバイスをすればすぐポジティブになるわけでもありません。

だとしたらどうするか?
対応に困ることもあるでしょう。

ネガティブな人に対する対応は次の2つが有効です。

①適度に距離を取る

ネガティブな人をポジティブに変えることは簡単ではありません。
相手を変えようとするより、適度に距離をとってうまくやっていく方がうまくいくでしょう。

②役割を与える

ネガティブな人が得意な領域を任せましょう。
逆に苦手な領域からは離してあげましょう。

その方が皆にとってストレスが軽減されるはずです。
以下で紹介するネガティブな人のメリットを有効に活用できる役割を与えましょう。

ネガティブのメリット

ネガティブな人にだって良いところがあります。
具体的には次のようなものです。

ネガティブな人というのは、つまり自分の弱いところや痛いところに目がいってしまう繊細な人なのです。 しかし、だからこそ他人の弱さや痛みを理解してあげることができます。

また、知的で思慮深い人は決まってネガティブ思考です。
なぜなら、人はネガティブな結果を恐れるからこそ、そうならないために色々考えるわけです。

まとめ

ネガティブな人と接していると疲れる……そう感じた時は「適度な距離をとる」か「ネガティブな人が得意な役割を与える」ことで乗り切りましょう。

相手を変えようとしたり、あまり深入りすると大きなストレスを抱えることになりかねません。

異文化の人と交流するくらいの感覚で良いと思います。
適度な距離を保つのが最もストレスがない対処法です。


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