なるほどまるで異星人!?男女の違い
〜ベストパートナーになるために

男と女 ── 。
それは多くの人にとって永遠のテーマかもしれません。
求め合い、ぶつかり合う。理解できない相手の言動に戸惑い、困惑する。 もちろん誰だってパートナーと上手くやっていきたいと思っているはずです。 でも、そこにはどうしても埋められない男女の違いというものが存在していると感じる時もある……。
きっと、男と女はお互いが根本的に全く異なった人種であると考えておかないとうまくやっていけない。 お互いの違いを心得て、尊重し合えるようにならなければ、二人の間に生じるストレスやすれ違いはなかなか無くならないのでしょう。
「ベスト・パートナーになるために(ジョン・グレイ著)」は、そんな男女の違いを理解する上で必読の一冊です。
男と女の決定的な違いや、効果的なアプローチ方法をわかりやすく教えてくれます。
ここでは、その中から男女の違いについて一部紹介していきます。
こうした男女の違いをちゃんと理解しておけば、相手の不可解な言動も理解できるようになり、男女間の多くの問題もだいぶ解消されるでしょう。
パートナーとの関係性は、人生の中で大きなウェイトを占める重要事項です。 参考にしてみてください。
目次
- パートナーに望むもの
- 人生の充実を感じるもの
- パートナーが悩みや心配事を抱えているとき
- ストレスがたまった時の反応
- 愛情表現の評価
- パートナーへの気遣い
- まとめ
- 最後に:パートナーとの関係は美しい庭園のようなもの
パートナーに望むもの
── 男は受容を、女は共感を求めている。
男性が求めているのは、パートナーの女性からの「あなたが必要なの」というメッセージです。それこそ、男性を大いに奮い立たせ、力を与える源です。男はパートナーの女性のヒーローでいたいと願っているのです。男性は、自分が必要とされないのなら、やる気を奮い立たせることができないのです。
女性がパートナーに求めているのは「愛され、大切にされている」という実感です。女性を憂鬱な気分にさせるものは、言い知れぬ孤独感です。女性は、自分が決して孤独な存在ではないのだと確信したいのです。 そして、自分の話を納得いくまで聞いてもらい、理解し、同情してもらえたと実感できた時、女性は自分が愛されていることを確信し、心が満たされるのです。
求めるものが満たされなければ、相手に対して不満がつのったり、気持ちが離れたりしてしまうかも知れません。パートナーは自分と全く違うことを心の底で望んでいるということを理解しておきましょう。
人生の充実を感じるもの

── 男は目的の達成と成功によって、女はフィーリングと人間関係の質で人生の充実感を味わう。
男性は、自らの能力の証明こそが生きる証だと考えています。自分の力で達成した結果によって自分の価値を確認するのです。目的の達成と成功によってはじめて、男性は人生の充実感を味わうことができるのです。そこには、機械の修理とか目的地へ到着するとか、あるいはトラブルを解決するとかいうことも含まれます。男はそうしたことにプライドを賭けて挑みます。こうしたことに対処している時、彼らは女性からの批判や無神経なアドバイスを嫌います。
一方、女性は心の通った人間関係を実感できた時に充実感を味わいます。最愛のパートナーと心を通じ合わせてお互いの関係を確認することが、幸せに満ち足りた人生を実感できる最大の源です。男性が競争に勝ったり、難解な問題を解いたりして一つの目標を達成した時に感じるのと同じ気持ちを、女性は心の通った人間関係を実感できた時に持つのです。
パートナーが悩みや心配事を抱えているとき
── 男は調停屋に、女は教育委員長になりたがる。
女性が悩みや心配事を抱えているとき、男性は彼女が具体的な解決策を欲しがっていると勘違いしています。そして、話を聞くのではなく独善的な問題解決を押し付けようとします。しかし、それは女性の感情を全くないがしろにすることとなり、少しも歓迎されません。
女性は感情移入を望んでいます。男は問題の解決策を与えようとするのではなく、ただ相手の話を聞いてあげるという知恵を学ぶべきです。
逆に、女性は、誰に頼まれるでもなく自発的に助けの手を差し伸べることこそ至上の愛だとすっかり信じ込んでいます。それに対して、男は迷惑がってよけいなおせっかいに抵抗を示します。にも関わらず、女性はそんなことおかまいなし。チャンスを見ては干渉し、アドバイスや手助けを繰り返そうとします。
女性は自分が立派な人物を養成しているのだとすっかり思い込んでしまっているようです。男が望んでいるのは現在の自分を100%無条件で受け入れてくれること。
女性は相手のすることに余計な口出しをせず自由にさせておく知恵を身につけるべきです。
ストレスがたまった時の反応

── ストレスがたまると、男は引きこもり、女は喋り出す。
男性はストレスがたまると自分の心の穴の中に引きこもり、問題解決に全神経を集中するようになります。心の95%はストレス退治に奪われてしまうので、話の受け答えもほとんど上の空。心ここに在らずといった状態になりがちです。
そんな男性に対して、直ちに心を解放し、なんでも打ち明けさせようとするのは、問題を抱えて悩んでいる女性にむかって、口を閉ざし冷静に判断しろというのと同じように非現実的なことです。
一方、女性はストレスがたまると、自分の感情について話したくなります。そして一度喋り出すと、問題の重要性に関係なく、手当たり次第に様々なことについて自分の感情をぶちまけ始めるのです。話せば話すほど、女性は気持ちが楽になっていき、ストレスは解消していきます。
男性は、女性が興奮状態で問題をぶちまけてくると、それを真に受け、自分が責められていると勝手に思い込んでしまいます。また、比較的冷静な態度で語りかけてくる場合はアドバイスを求められていると判断してしまいます。女性がただ気持ちをぶちまけているだけで、それだけで気持ちが楽になるなどとは全く思いもしないのです。
愛情表現の評価
── 男性は大量得点が可能だと思っている。女性は些細なことを積み上げることが大事だと思っている。
男と女では愛情表現の採点方法が全く違います。女性は男性からの贈り物やねぎらいの言葉といった愛情表現に対して一つのことは一点として評価します。そこに大小の違いがありません。一輪のバラも、高価なジュエリーも、同様に自分を気にかけてくれている証拠だと考えて評価します。
しかし、男性は小さなことは1点、大きなことをしてあげれば30点などと勝手に計算します。例えば自分の稼ぎで贅沢な暮らしができているのであれば、もうそれだけで高得点を稼いでいるのだから、それ以上与える必要はないと考えています。
女性は、些細なことでも良いからたくさんの愛情表現を得たいと考えていますが、男性は大きなプレゼントなどをしたらそれでたくさんの愛情を与えているつもりでいるわけです。
この感覚の違いが、「自分ばかり相手に尽くして損している」と感じさせる原因になるのです。
パートナーへの気遣い

── 男性は求められたときに初めて救いの手を差し伸べる。女性は進んで他人の世話をしたがる。
男性は自分の力で何事も切り抜けていくことにプライドを持っています。したがって、相手から頼まれもしないのに自分から勝手に救いの手を差し伸べることは、非礼極まりないマナー違反だと考えています。しかし、これによって女性は、男性が自分のことを気にかけてくれていないと感じてしまいまうことがあります。
女性はこれと正反対に、頼まれもしないのに進んで世話をしたがります。愛情を感じたら、その人のために全力を尽くすのです。愛情が強くなればなるほど、その度合いもまた強くなります。しかし、これによって男性は、女性が自分の能力を信頼していないと感じてしまうことがあります。
こうした男性心理と女性心理の違いというものを理解しておかないと、ここでもすれ違いが生じてしまいます。
まとめ
ここまで、男女の違いを6つ見てきました。男女の価値観の違いがいくらか理解できたのではないでしょうか。
男と女では、感覚がこれだけ違うのです。まるで異星人のようです。異星人に対して「自分が正しくて相手が間違っている」と自分の価値観を押し付けるのは酷です。互いの違いを尊重し合ってやっていきましょう。
知っているのと知らないのとでは大きな違いがあります。こうした男女の違いを知ることで、相手の不可解な言動も少しは許せるようになるはずです。
最後に:パートナーとの関係は美しい庭園のようなもの

「ベスト・パートナーになるために(ジョン・グレイ著)」では、パートナーとの関係についてこのように書かれています。
パートナーとの関係は「美しい庭園」のようなものである。もし美しい緑に覆われ、草花が咲き誇るような見事な庭園を作り上げようと思えば、絶えず豊富な水を与えていなければならない。 といって、ただ漠然と水を与えさえすれば良いというわけではない。四季の移り変わりや予期せぬ天候の変化に備え、あるいは臨機応変に特別の細やかな心づかいをしていかなければならない。新しい種を蒔く必要もあるし、雑草を取り除く必要もある。
同じように、愛の魔術の効果を保ち続けていくためにも、私たちはその四季を理解し、必要としている特別な滋養を与え、心細かな世話をやきながら理想的なパートナーシップを築き上げていかなければならない。
私は、自分の人生を豊かにしてくれる「美しい庭園」を持ちたいと思っています。だからそのために、少しずつでも良いから心を込めて種を植えたり水をまいたりしていこうと思っています。
草木はその特性を知らなければ、たいてい枯らしてしまいます。日当たりや水のあげ方を間違えると、自分なりに大事にしていたつもりでも枯らしてしまうのです。
「美しい庭園」を保つには最低限の知識が必要です。パートナーとの関係を美しく温かいものにするために、この本はぜひ一度は読んでみることをお勧めします。
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