ひとことで「幸福」と訳される
ウェルビーイングって何?

『ウェルビーイング』(well-being)とは、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも健全な状態にあることを意味する概念です。ひとことで「幸福」と訳されることもあります。

「ウェルビーイング」は、これからの時代の企業や社会の方向性やあり方を考えるときに、重要なキーワードとなる概念であり、世界各国で注目を集めている取り組みのひとつです。

世界保健機関(WHO)の憲章の中では次のように記されています。

「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます」

心身の健康や社会との健全なつながりこそが、ウェルビーイング(幸せ)というわけです。仮に経済的な豊かさとか高い地位があっても、それだけではウェルビーイング(幸せ)とは言えないのです。

確かに、肉体的にも、精神的にも、社会的にも、全てが欠けることなく満たされた状態こそ幸せに最も近い気がします。

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企業でも求められ始めたウェルビーイング

ウェルビーイングは、個人だけでなく企業のあるべき姿、進むべき方向性として取り上げられることも増えてきました。
利益をあげればそれで良いというのではなく、企業の持続的成長のためにもウェルビーイングは必要なこととして意識され始めたのです。

例えば、グーグル社は「デジタルウェルビーイング」という言葉を使います。

それまでのスマホは「いかにユーザーに使ってもらうか」を軸に開発が進められてきました。しかしそれは一方でユーザーにスマホ中毒などの弊害も引き起こしたのです。 そのため、スマホとの適切な距離感を持つための機能が盛り込まれ始めています。

スマホは本当に人の幸せに貢献しているのだろうか ── ?

そんな根本的な疑問がグーグル社を「デジタルウェルビーイング」に向かわせたのでしょう。

ウェルビーイング5つの要素

「ウェルビーイング」とは、次のような様々な要素が一体となった状態です。

1、仕事に情熱を持って取り組んでいる。
2、よい人間関係を築いている。
3、経済的に安定している。
4、心身ともに健康で活き活きしている。
5、地域社会に貢献している。

調査では66%の人が5つの要素のうち少なくとも一つでハイスコアを得ていたといいます。しかし、すべての要素でハイスコアの人の割合はわずか7%でした。

重要なことは、1つの要素だけ突出してうまくいっていても、残る4要素をないがしろにしていると、「幸せな状態」は手に入らないということです。

仕事だけ、お金だけ、人間関係だけではダメなのです。

あなたはウェルビーイングに近づいているか?

もしあなたが明日の食費にも困るほどお金が不足しているなら、まず優先すべきは「お金を稼ぐ」ことでしょう。

しかし、普通に生活していける段階にあるのなら、「お金持ち」を目指すより「ウェルビーイング」を目指す方が幸せに近づくことができるでしょう。

こんな状態が本当に幸せでしょうか?

「ウェルビーイング」の概念は、考えてみればいたって当たり前の考え方です。それなのに、現代社会で生活していると、私たちはついそのことを忘れて不健全で不幸せな方向に突っ走ってしまうのです。

ウェルビーイングの概念は、そんな私たちを軌道修正してくれます。持続的な幸福を求めるなら、目指すべきは「ウェルビーイング」ということを忘れずにいたいものです。

人生に迷ったり、何かうまくいかないなと思ったら、自分にこう問いかけてみると良いでしょう。

── いま自分はウェルビーイングに近づいているだろうか?

その答えが「YES」なら、迷いなくその道を進めば良いでしょう。しかし、もし答えが「NO」なら何か軌道修正が必要です。

目指すべきは「ウェルビーイング」なのですから。

まとめ

ウェルビーイングとは、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも健全な状態にあることを意味する概念です。「幸せ」の形は人それぞれですが、最も一般的な「幸せの形」がこれだと言っても良いでしょう。

つまり、迷ったらこれを目指せば良いのです。先ほど紹介した5つの要素(仕事、人間関係、お金、健康、貢献)を一つでも多く満たしていきましょう。

それが「幸せ」への最短距離です。

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