「時は金なり(Time is money)」の本当の意味

『時は金(かね)なり』という言葉があります。“時間”の大切さについて語られた言葉です。 意味は、「時間はお金と同じように貴重なものだから、決して無駄にしてはいけない」といったものです。
この言葉は、英語の「Time is money(タイムイズマネー)」が由来になっています。 アメリカ建国の父と呼ばれるベンジャミン・フランクリンが残した言葉です。
確かに、自分の時間の使い方を振り返ってみれば、無駄に時間を浪費していることが結構あると気づくでしょう。
年収2千万円の人の時間の使い方
以前読んだ本にはこんなことが書いてありました。 年収2000万円の人と年収300万円の人の時間の使い方の違いについてです。
たまたま観た映画がつまらないと感じた時どうするか?
- 年収2000万円の人は上映の途中で映画館を出た。
- 年収300万円の人は退屈だと感じながらも最後まで映画を観た。
年収2000万円の人は時間の大切さを理解し、実際に行動に反映させていたというわけです。 彼は、つまらない映画にこれ以上時間を使うより、もっと有意義なことに時間を使おうと判断し、上映の途中でも映画館を出たのです。
こうした時間の使い方の違いが、年収の違いにも現れるのです。 成功した多くの実業家も、時間の大切さについて同じようなことを語っています。
時間だけは神様が平等に与えて下さった。 これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、 うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。
(本田宗一郎)
たいていの成功者は他人が時間を浪費している間に先へ進む。 これは私が長年、この眼で見てきたことである。
(ヘンリー・フォード)
時は金なり ── 時間の使い方が、人生を決めるといっても過言ではないのです。
お金じゃなくて時間が大事
ただし、この「時は金なり」を体現するあまり、逆に不幸になってしまう人もいます。 人の感情を無視して行きすぎた効率化を実行してしまう人です。
いつの間にか、金儲けのためなら他人の感情などお構いなし、とにかく無駄を省いて時間効率を上げることばかり……。
中にはそんな極端な考え方を持つ人もいます。そうしているうちに、本当に大切なものを失っていることに気づいていないのです。
この言葉が本当に伝えたいことは、お金の大切さではなく時間の大切さなのだと思います。 あなたにとって大切なことに時間を使おうというのが、この言葉の真意なのです。
あなたは自分にとって大切なことに時間を使っているでしょうか?
無駄なことにばかり時間を費やしてはいないでしょうか?
時間の使い方は、そのままいのちの使い方になる。
(渡辺和子)
時間は、カネであり、命です ── 。
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