ストレングス・ファインダー
競争性とは?
特徴・適職・活かし方を徹底解説
ストレングスファインダーで上位資質に「競争性(Competition)」が出たけど、どう活かせばいいの?
そんな疑問を持っている方のために、ここでは競争性の特徴や魅力、その活かし方について徹底的に掘り下げます。
目次
ストレングスファインダー「競争性」とは?
競争性:ライバルと競争し勝ちたいと考える。
「競争性」の資質が高い人は、本能的に自分と他人を比較して、ライバルに打ち勝つことを喜びとします。
「競う」というプロセスよりも、「勝つ」という成果を得ることを重視します。
競い合うことで奮い立ち、より高いパフォーマンスを発揮します。
ライバルに勝つためなら努力を惜しまないでしょう。
一方、負けが続くとモチベーションが下がってしまいます。
「競争性」の特徴と強み
◎勝ち負けにこだわる
「どうせやるなら勝ちたい!」という気持ちが強く、順位や結果にこだわるタイプ。ゲームやスポーツはもちろん、日常の小さなことでも勝負ごとになると本気スイッチが入ります。
◎競い合って燃えるタイプ
「あと何点で1位」「トップと自分の差はどれくらい?」など、具体的な目標や比較対象があると、やる気が何倍にもアップ!コンテストが好き、そしてそこで勝つことが大好き。
◎周りと自分を比べて成長する
一番になることを切に望み、秀でるため、特に他人との競争に勝つために努力する。
◎プレッシャーをパワーに変えられる
ライバルが現れたり、厳しい勝負の場になるとむしろ燃える!緊張感やプレッシャーがかかったときほど実力を発揮しやすいタイプです。
◎周囲を巻き込む
「みんなで競争しよう!」「これ、どっちが先にできるか勝負ね!」などと、周囲を巻き込んで盛り上げるのが得意。うまくハマれば職場やチームで原動力になる存在です。
「競争性」の本質
本質
競争相手と自分を比べる
→ 誰かと比べることで自分のポジションがハッキリする。順位や結果に価値を感じる、本能的な勝負師。
行動の傾向
勝つために全力を尽くす
→ ゴールが決まれば一気に火がつく。負けず嫌いの炎を燃料にして、持てる力を限界まで引き出す。
周囲にもたらすもの
負けたくないという競争意識
→ チームに「勝ちに行こう!」という空気を生み出す。あなたの闘志が周囲のスイッチを押し全体のレベルを底上げする。
必要なもの
比較やモチベーションの対象となる同レベルの相手
→ 競い合う相手がいてこそ燃えるタイプ。強いライバルがいることで潜在能力が一気に引き出される。
好きなもの
一番の相手に挑戦するチャンス
→ 本気の勝負、全力でぶつかるライバル戦が大好物。自分の限界を試せる瞬間こそ、最高にワクワクする。
嫌いなもの
負けること
→ 悔しさが次への原動力になるとはいえ、負けは心底イヤ。勝ちにこだわるからこそ負けには敏感。
金メダル以外メダルじゃないと言うアスリートのようなイメージです。
「競争性」にありがちな行動・エピソード
■社内スポーツ大会で真剣勝負
社内フットサルの試合、競争性の持ち主は最初から「本気モード」。ただ勝つことだけを考えて全力でプレー。なぜかそれに触発されたチームメンバーも奮闘。結果優勝することに。
競争性の資質を持つ人は、常に「勝つこと」を目指し、日常のあらゆるシーンで燃える魂を持っています。
その熱意と闘志は、周りの人々を奮い立たせる大切な原動力となります。
「競争性」に向いている仕事・職業・適職
競争性の資質を持つ人は、負けず嫌いで競争を楽しむタイプです。したがって、例えば次のような仕事に向いています。
- アスリート、スポーツ選手
- 営業職
- ベンチャー・スタートアップ企業
- 金融・証券・保険業界
- 企画・広報・PR職
ライバルと切磋琢磨しながら高みに登れる環境が最も力を発揮できるでしょう。
「競争性」の弱み・注意点
資質の特徴が無駄に強く出てしまうと、次のような失敗を犯しやすいので注意が必要です。
- 誰も望んでない場面でも、つい競争しようとしてしまう。
- 潔く負けを認めない。悔しさのあまり負けると機嫌を損ねることがある。
- チームの一員として行動せずスタンドプレーに走る。
- 能力の差を見て、他の人を見下すことがある。
「競争性」の活かし方・行動アイデア
資質の特徴を活かすために、例えば次のような行動を参考にしてみましょう。
- 競争心が燃えるような対象(ライバル)を見つけましょう。健全なライバルはあなたを成長させてくれます。
- 一番を目指す文化を育むことで、グループ全体のレベルを引き上げることができます。
- ありふれた仕事も、競争を盛り込んだゲーム感覚に変えてしまえば楽しさを感じられるようになるでしょう。
- 勝ち方のバリエーションを増やしましょう。真っ向勝負だけでなく差別化をはかるなどすれば勝負の幅が広がります。
競争性 × 他の資質の組み合わせ
ここでは、ストレングスファインダーの 競争性 × 他の33資質 の組み合わせを徹底解説します。
競争性に他の資質が加わることで、どんな相乗効果や注意点が生まれるのか。
それを知ることで、自分らしい強みの活かし方をより具体的にイメージできるようになるはずです。
実行力系資質
競争性 × アレンジ
🌿 特徴 → 勝ちたい+調整力。
🚀 相乗効果 → チーム戦で最適な布陣を組み、勝ち筋を作れる。
⚠️ 注意点 → メンバーを「駒」として見がちになる。
競争性 × 回復志向
🌿 特徴 → 勝ちたい+問題解決。
🚀 相乗効果 → トラブルからの逆転に強い。不利を勝ちに変えるタイプ。
⚠️ 注意点 → 問題を「戦いの種」にしてしまうことも。
競争性 × 規律性
🌿 特徴 → 勝ちたい+秩序。
🚀 相乗効果 → ルールに則って勝つ。再現性ある勝利パターンを作れる。
⚠️ 注意点 → 柔軟性が欠け、チャンスを逃すことも。
競争性 × 公平性
🌿 特徴 → 勝ちたい+公正。
🚀 相乗効果 → 不正を嫌い、公平な基準で勝負できる。
⚠️ 注意点 → 他人のズルに過剰反応してストレスをためやすい。
競争性 × 慎重さ
🌿 特徴 → 勝ちたい+リスク管理。
🚀 相乗効果 → 勝ち筋を見極めてから動くタイプ。無駄な負けをしない。
⚠️ 注意点 → 慎重すぎてチャンスを逃すことも。
競争性 × 信念
🌿 特徴 → 勝ちたい+価値観。
🚀 相乗効果 → 自分の信じる正義の中で勝つことにこだわる。理想主義的勝者。
⚠️ 注意点 → 勝利と信念が衝突すると内的葛藤が強くなる。
競争性 × 責任感
🌿 特徴 → 勝ちたい+誠実。
🚀 相乗効果 → 期待に応えながら勝利を狙う。信用される競争型リーダー。
⚠️ 注意点 → 他者からのプレッシャーで自分を追い込みがち。
競争性 × 達成欲
🌿 特徴 → 勝ちたい+積み上げたい。
🚀 相乗効果 → 常に目標を更新し続けるハイパフォーマー。
⚠️ 注意点 → 休むことに罪悪感を持ちやすい。
競争性 × 目標志向
🌿 特徴 → 勝ちたい+集中力。
🚀 相乗効果 → 勝利に一直線。集中型の強豪タイプ。
⚠️ 注意点 → 周囲の声を無視して孤立しがち。
影響力系資質
競争性 × 活発性
🌿 特徴 → 勝ちたい+即行動。
🚀 相乗効果 → すぐ動いて結果を出すスピード勝負型。
⚠️ 注意点 → 計画より勢いが先行しがち。
競争性 × 最上志向
🌿 特徴 → 勝ちたい+質の追求。
🚀 相乗効果 → 勝つだけでなく「完璧な勝利」を目指す。エリート型。
⚠️ 注意点 → 完璧主義で疲れやすい。
競争性 × 自我
🌿 特徴 → 勝ちたい+注目されたい。
🚀 相乗効果 → 「勝って注目されたい」というモチベーションで突き抜ける。
⚠️ 注意点 → 承認欲求が暴走すると周囲が疲れる。
競争性 × 自己確信
🌿 特徴 → 勝ちたい+自己信頼。
🚀 相乗効果 → 勝てると信じて突き進む。ブレない勝負強さ。
⚠️ 注意点 → 過信でリスクを見誤る。
競争性 × 社交性
🌿 特徴 → 勝ちたい+人脈づくり。
🚀 相乗効果 → 人とのつながりを使って勝機を広げる。営業・企画に強い。
⚠️ 注意点 → 人気と勝敗を混同する傾向。
競争性 × 指令性
🌿 特徴 → 勝ちたい+主導力。
🚀 相乗効果 → リーダーとして勝利を掴む強力な牽引力。
⚠️ 注意点 → 命令口調や圧で対立を招くことも。
競争性 × コミュニケーション
🌿 特徴 → 勝ちたい+発信力。
🚀 相乗効果 → 結果を伝えるのがうまく、周囲を鼓舞できる。営業・宣伝タイプ。
⚠️ 注意点 → 成果アピールが自慢に聞こえる危険。
人間関係構築力系資質
競争性 × 運命思考
🌿 特徴 → 勝ちたい+つながりを信じる力。
🚀 相乗効果 → 「勝つことにも意味がある」と捉え、結果に深みを与えられる。
⚠️ 注意点 → 運命論的になりすぎて競争意欲を失う。
競争性 × 共感性
🌿 特徴 → 勝ちたい+感情理解。
🚀 相乗効果 → 相手の気持ちも考えながら、健全な競争を作れる。
⚠️ 注意点 → 優しすぎて競争を避ける傾向に。
競争性 × 個別化
🌿 特徴 → 勝ちたい+個性理解。
🚀 相乗効果 → メンバーそれぞれの強みを活かして勝てる戦略を描ける。
⚠️ 注意点 → 特定の人に肩入れしすぎると不公平感を招く。
競争性 × 親密性
🌿 特徴 → 勝ちたい+深い人間関係。
🚀 相乗効果 → 信頼する仲間と共に勝ちを目指す。結束力の強い戦友タイプ。
⚠️ 注意点 → 親しい人に勝ちたい気持ちが出ると関係がこじれる。
競争性 × 成長促進
🌿 特徴 → 勝ちたい+人の成長支援。
🚀 相乗効果 → 自分が勝つだけでなく、人を勝たせる喜びも感じられる。
⚠️ 注意点 → 勝利と育成のバランスに迷いやすい。
競争性 × 調和性
🌿 特徴 → 勝ちたい+争い回避。
🚀 相乗効果 → 無駄な衝突を避け、建設的な勝負をつくる。
⚠️ 注意点 → 本気の勝負を避けがち。
競争性 × 適応性
🌿 特徴 → 勝ちたい+柔軟性。
🚀 相乗効果 → 状況に応じて勝ち方を変えられるリアルタイム対応型。
⚠️ 注意点 → 柔軟すぎて勝利の軸がぶれる危険も。
競争性 × 包含
🌿 特徴 → 勝ちたい+包み込む力。
🚀 相乗効果 → チーム全員を巻き込んで「みんなで勝つ」を実現できる。
⚠️ 注意点 → 全員を勝たせようとして方向性があいまいになる。
競争性 × ポジティブ
🌿 特徴 → 勝ちたい+明るさ。
🚀 相乗効果 → 勝っても負けても前向き。チームを励ますムードメーカー。
⚠️ 注意点 → 勝負の厳しさが薄くなる。
戦略的思考力系資質
競争性 × 学習欲
🌿 特徴 → 勝ちたい+学びたい。
🚀 相乗効果 → 学びを実戦で試して上達する。PDCAが早い。
⚠️ 注意点 → 学ぶこと自体が目的化すると競争意識が鈍る。
競争性 × 原点思考
🌿 特徴 → 勝ちたい+過去の学び。
🚀 相乗効果 → 過去の勝因・敗因を分析し、次に生かせる。
⚠️ 注意点 → 過去の成功体験に固執する。
競争性 × 収集心
🌿 特徴 → 勝ちたい+情報収集。
🚀 相乗効果 → 集めたデータや事例をもとに、勝つための知見を積み上げる。
⚠️ 注意点 → 情報整理が追いつかず、分析麻痺になることも。
競争性 × 戦略性
🌿 特徴 → 勝ちたい+選択眼。
🚀 相乗効果 → 最短で勝つルートを即座に見抜ける。勝負勘が鋭い。
⚠️ 注意点 → 勝利以外の価値を軽視しやすい。
競争性 × 着想
🌿 特徴 → 勝ちたい+ひらめき
🚀 相乗効果 → 独創的なアイデアで競り勝つ。クリエイティブ勝負型。
⚠️ 注意点 → 発想が暴走して焦点がブレる。
競争性 × 内省
🌿 特徴 → 勝ちたい+思索。
🚀 相乗効果 → 勝負の意味を深く考え、戦略的な勝ち方を導く。
⚠️ 注意点 → 考えすぎて動けなくなる。
競争性 × 分析思考
🌿 特徴 → 勝ちたい+論理性。
🚀 相乗効果 → データを分析して勝つ戦略を立てられる。理詰めの勝負師。
⚠️ 注意点 → 数字ばかり見てチームの感情を無視しがち。
競争性 × 未来志向
🌿 特徴 → 勝ちたい+未来ビジョン。
🚀 相乗効果 → 「未来の勝利」を描き、チームを鼓舞できるリーダータイプ。
⚠️ 注意点 → 現実より理想に走りすぎる。
※このページは、認定ストレングスコーチの「こうのひろゆき」によるストレングス・ファインダー「競争性」の解説です。
参考資料:ギャラップ認定ストレングスコーチ養成講座資料/Gallup公式
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