ストレングス・ファインダー
目標志向とは?
特徴・適職・活かし方を徹底解説

目標志向

ストレングスファインダーで上位資質に「目標志向(Focus)」が出たけど、どう活かせばいいの?
そんな疑問を持っている方のために、ここでは目標志向の特徴や魅力、その活かし方について徹底的に掘り下げます。

目次

ストレングスファインダー「目標志向」とは?

目標志向:目標やゴールを設定し、それに集中する。優先順位が明確。

「目標志向」の資質が高い人は、目標を定め、その目標に向かってまい進します。

TODOリストの作成や優先順位付けが得意で、ゴールに向けて最短距離で突き進みます。

目標が定まると俄然やる気がアップして集中力が高まりますが、明確な目標を持てないとモチベーションを保つことが難しくなります。

「目標志向」の特徴と強み

◎ゴールに向け邁進
脳内カーナビは常に“目的地セット済み”。目の前に誘惑が転がっていても、ブレずに一直線。明確な目標を持ち、その達成に邁進することに喜びを感じます。

◎ゴールに向かう継続力がすごい
やると決めたことは、途中であきらめずにコツコツ積み重ねて進めていきます。「最後までやりきる力」は、目標志向の人の最大の強み。

◎やるべきことに一点集中
あっちこっちに手を出して結局どれも中途半端、なんてことにはなりません。 自分にとって本当に必要な「今やるべきこと」しか見えなくなるのが、この資質のすごいところ。

◎達成後は次のゴール設定も素早い
一つゴールにたどり着いたら、「よし、次はどこへ行く?」とすぐ次の目的地を設定。 「目的のない日々」は苦手で、常に「目標」がないとソワソワ。

「目標志向」の本質

本質
一つのことに熱心に打ち込む
→ あれこれ手を出すよりも一点集中。やると決めたら一直線で、エネルギーを惜しみなく注ぎ込むタイプ。

行動の傾向
目標に到達するまでやり抜く
→ ゴールが見えたら、途中で止まらない。困難や誘惑にぶつかっても、優先順位を見極めて最後まで走り切る。

周囲にもたらすもの
方向性と集中力による明快さ。優先順位
→ 「今やるべきことはこれだ」とチームに示す羅針盤。迷いがちな状況でも、集中力と決断力で進むべき道を明確にする。

必要なもの
明確な目標
→ 目印がなければ走り出せない。ゴールがはっきりしているほど、迷わず力を発揮できる。

好きなもの
ゴールをイメージする
→ 達成の瞬間を思い描くと、自然とモチベーションが湧いてくる。進む道が見えているときほど力を発揮できる。

嫌いなもの
目標と関係ない脇道へ脱線すること
→ 無意味な雑談や、優先度の低い仕事には強いストレスを感じる。今やるべきことに集中できない状況は苦手。


ゾーンに入っているようなイメージです。

「目標志向」にありがちな行動・エピソード

■挑戦意欲が旺盛
「次の大会で自己ベスト更新を目指そう!」と、具体的なタイムや点数、記録を掲げて練習プランを練り上げる。そして「今日はあと100mを全力で走り、タイムを5秒縮めるぞ!」と自分自身にチャレンジを課す。その姿を見た仲間たちは「きっと達成できるよ!」と応援し、チーム全体がエネルギッシュな雰囲気に包まれる。

■未来のプランニング
キャリアや人生設計の話題になると、「5年後、10年後のビジョン」を熱く語り始める。しかもかなり具体的に。

目標志向の資質を持つ人は、常に明確なゴールを持ち、その達成に向けて具体的なプランを立て、日常の小さな勝利から大きな夢に向かってひたむきに前進します。

「目標志向」に向いている仕事・職業・適職

目標志向の資質を持つ人は効率的に目標達成するために集中力を発揮することができます。したがって、例えば次のような仕事に向いています。

目標が曖昧な仕事、目標が持てない仕事は避けた方が良いでしょう。
また、周囲の人たちと歩調を合わせて働くより、自分の裁量で業務を遂行していく方が向いている傾向があります。

「目標志向」の弱み・注意点

資質の特徴が無駄に強く出てしまうと、次のような失敗を犯しやすいので注意が必要です。

「目標志向」の活かし方・行動アイデア

資質の特徴を活かすために、例えば次のような行動を参考にしてみましょう。


目標志向 × 他の資質の組み合わせ

ここでは、ストレングスファインダーの 目標志向 × 他の33資質 の組み合わせを徹底解説します。
目標志向に他の資質が加わることで、どんな相乗効果や注意点が生まれるのか。
それを知ることで、自分らしい強みの活かし方をより具体的にイメージできるようになるはずです。

実行力系資質

目標志向 × アレンジ

🌿 特徴 → ゴール志向+柔軟な調整。
🚀 相乗効果 → ゴールをぶらさずに手段を柔軟に変えられる。
⚠️ 注意点 → 手段を変えすぎて方向を見失うリスク。

目標志向 × 回復志向

🌿 特徴 → ゴール志向+問題解決。
🚀 相乗効果 → ゴールに向かう過程で障害を迅速に修正できる。
⚠️ 注意点 → 問題処理に集中しすぎて全体の進捗が遅れる。

目標志向 × 規律性

🌿 特徴 → ゴール志向+秩序。
🚀 相乗効果 → 明確なスケジュールで粘り強く成果を出す。
⚠️ 注意点 → 柔軟な対応が苦手。予定外にストレスを感じやすい。

目標志向 × 公平性

🌿 特徴 → ゴール志向+公正さ。
🚀 相乗効果 → 公平なルールに基づいて全員を同じ方向に導ける。
⚠️ 注意点 → 臨機応変な対応が難しい。

目標志向 × 慎重さ

🌿 特徴 → ゴール意識+リスク管理。
🚀 相乗効果 → 安全で確実なルートで目標に到達できる。堅実な成果主義。
⚠️ 注意点 → 慎重すぎてチャンスを逃す。

目標志向 × 信念

🌿 特徴 → ゴール志向+価値観。
🚀 相乗効果 → 自分の信念に基づいて目標を設定し、強い一貫性で進める。
⚠️ 注意点 → 柔軟性を欠き、他者の意見を受け入れにくい。

目標志向 × 責任感

🌿 特徴 → ゴール志向+義務感。
🚀 相乗効果 → 与えられた目標に対し責任をもってやり遂げる。信頼される実行者。
⚠️ 注意点 → 他人の期待を優先して自分の目的を見失う。

目標志向 × 達成欲

🌿 特徴 → ゴール志向+努力。
🚀 相乗効果 → 明確な目標に向けて、日々の行動を積み上げられる。
⚠️ 注意点 → 短期成果に偏ると長期ビジョンを見失いやすい。


影響力系資質

目標志向 × 活発性

🌿 特徴 → ゴール志向+行動の速さ。
🚀 相乗効果 → 決めたら即行動。短期間で成果を上げられる。
⚠️ 注意点 → 方向が定まる前に走り出すと迷走する。

目標志向 × 競争性

🌿 特徴 → ゴール志向+勝利意識。
🚀 相乗効果 → 明確な成果目標でモチベーションを最大化できる。
⚠️ 注意点 → 勝ち負けにこだわりすぎると人間関係がぎくしゃくする。

目標志向 × 最上志向

🌿 特徴 → ゴール志向+質の追求。
🚀 相乗効果 → 目標達成の中で最高品質を目指す完璧主義型。
⚠️ 注意点 → ゴールを絞り込みすぎて効率が落ちる。

目標志向 × 自我

🌿 特徴 → ゴール志向+自己実現。
🚀 相乗効果 → 自分の価値を証明するために目標を完遂できる。
⚠️ 注意点 → 承認欲求が強すぎると本来の目的を見失う。

目標志向 × 自己確信

🌿 特徴 → ゴール志向+自己信頼。
🚀 相乗効果 → 自らの判断を信じて目標を貫く強靭なリーダータイプ。
⚠️ 注意点 → 他者の助言を無視しがち。

目標志向 × 社交性

🌿 特徴 → ゴール志向+人脈形成。
🚀 相乗効果 → 目標達成に向けて必要な人を巻き込む力がある。
⚠️ 注意点 → 人に合わせすぎて方向がぶれることも。

目標志向 × 指令性

🌿 特徴 → ゴール志向+主導力。
🚀 相乗効果 → チームを明確な方向に導くリーダーシップ。
⚠️ 注意点 → 強引に感じられることがある。

目標志向 × コミュニケーション

🌿 特徴 → ゴール志向+伝達力。
🚀 相乗効果 → ゴールを言語化し、チームのモチベーションを上げられる。
⚠️ 注意点 → 言葉だけが先行して、実行が追いつかない場合も。


人間関係構築力系資質

目標志向 × 運命思考

🌿 特徴 → ゴール志向+つながり信念。
🚀 相乗効果 → 「この目標には意味がある」と信じて前進できる。
⚠️ 注意点 → 現実的行動より精神論に傾くことも。

目標志向 × 共感性

🌿 特徴 → ゴール志向+感情理解。
🚀 相乗効果 → 相手の感情を踏まえて現実的なゴール設定ができる。
⚠️ 注意点 → 感情に引きずられて目標がブレる。

目標志向 × 個別化

🌿 特徴 → ゴール志向+個性理解。
🚀 相乗効果 → メンバーそれぞれに最適な目標ルートを設定できる。
⚠️ 注意点 → 全体の統一感が欠けやすい。

目標志向 × 親密性

🌿 特徴 → ゴール志向+信頼関係。
🚀 相乗効果 → 深い信頼関係を築きながら目標を達成できる。
⚠️ 注意点 → 関係を重視しすぎて進行が遅れる。

目標志向 × 成長促進

🌿 特徴 → ゴール志向+育成。
🚀 相乗効果 → 相手の成長を目標として支援に集中できる。
⚠️ 注意点 → 相手のペースを急かしてしまうことがある。

目標志向 × 調和性

🌿 特徴 → ゴール志向+平和志向。
🚀 相乗効果 → 衝突を避けつつ目標を達成する穏やかな進行力。
⚠️ 注意点 → 対立を避けすぎて必要な意見を言えないことも。

目標志向 × 適応性

🌿 特徴 → ゴール志向+柔軟性。
🚀 相乗効果 → 方向はぶらさず、流れに合わせて進める柔軟な達成型。
⚠️ 注意点 → 柔軟さが過ぎると一貫性が崩れる。

目標志向 × 包含

🌿 特徴 → ゴール志向+包容力。
🚀 相乗効果 → 誰も取り残さず全員で達成する意識を持てる。
⚠️ 注意点 → 全体配慮が強くなりすぎてスピードが落ちる。

目標志向 × ポジティブ

🌿 特徴 → ゴール志向+楽観性。
🚀 相乗効果 → 明るく前向きに目標を追える。長期戦でも折れない。
⚠️ 注意点 → 現実的な課題を軽視しないように注意。


戦略的思考力系資質

目標志向 × 学習欲

🌿 特徴 → ゴール志向+学び意欲。
🚀 相乗効果 → 学びながら進み、成長を成果につなげる。
⚠️ 注意点 → 学習が目的化して成果が遅れる。

目標志向 × 原点思考

🌿 特徴 → ゴール志向+過去分析。
🚀 相乗効果 → 過去の成功パターンから現実的な目標を設計できる。
⚠️ 注意点 → 新しい挑戦に慎重になりすぎる。

目標志向 × 収集心

🌿 特徴 → ゴール志向+情報収集。
🚀 相乗効果 → ゴール達成のために必要な情報を大量に集めて活用できる。
⚠️ 注意点 → 情報整理に時間を取られすぎると進行が遅れる。

目標志向 × 戦略性

🌿 特徴 → ゴール志向+ルート発見。
🚀 相乗効果 → 目的に対して最短距離で進めるナビゲーター。
⚠️ 注意点 → 最適ルートが見つからないと動けなくなる。

目標志向 × 着想

🌿 特徴 → ゴール志向+発想力。
🚀 相乗効果 → 面白い発想で目標達成への道を切り開ける。
⚠️ 注意点 → アイデア先行で目標から逸れる。

目標志向 × 内省

🌿 特徴 → ゴール志向+深い思索。
🚀 相乗効果 → 思考を整理しながら、筋の通った目標設定ができる。
⚠️ 注意点 → 考えすぎて動きが鈍る。

目標志向 × 分析思考

🌿 特徴 → ゴール志向+論理性。
🚀 相乗効果 → 論理的に最短ルートを設計し、ムダのない行動ができる。
⚠️ 注意点 → 計画が細かすぎて柔軟性を欠く。

目標志向 × 未来志向

🌿 特徴 → ゴール志向+ビジョン。
🚀 相乗効果 → 未来を見据えた長期目標を立て、方向性を維持できる。
⚠️ 注意点 → 理想ばかりが先行し、現実とのズレが生じやすい。



※このページは、認定ストレングスコーチの「こうのひろゆき」によるストレングス・ファインダー「目標志向」の解説です。
参考資料:ギャラップ認定ストレングスコーチ養成講座資料/Gallup公式

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