ストレングス・ファインダー
最上志向とは?
特徴・適職・活かし方を徹底解説

最上志向

ストレングスファインダーで上位資質に「最上志向(Maximizer)」が出たけど、どう活かせばいいの?
そんな疑問を持っている方のために、ここでは最上志向の特徴や魅力、その活かし方について徹底的に掘り下げます。

目次

ストレングスファインダー「最上志向」とは?

最上志向:何事に対しても最高のものを追求する。

「最上志向」の資質が高い人は、向上心が強く、どこまでも上を目指します。常に120点を目指し満足することはありません

無駄が嫌いで効率を大事にします。そして、自分だけでなく、他人にもクオリティの高い仕事を求めます。

また、人の優れた部分を発見するのが得意で、それを最高レベルのものに変えようとします。

「最上志向」の特徴と強み

◎強みを伸ばすのが大好き
自分や他人の「得意」や「魅力的な部分」を見つけて、そこをさらに伸ばすことにワクワクするタイプです。弱点克服よりも、「もっと伸ばせる部分はどこ?」と考えます。

◎普通では満足できない
「これくらいでいいや」では納得できず、ハイレベルを目指します。良いものを「最高」まで磨き上げたい情熱があります。「もっと! まだ!」は簡単には止まりません。

◎ハイパフォーマーに惹かれる
優秀であることに意義を感じ、スペシャリストを目指します。自然とハイレベルな人やポジティブな環境を求め、そこから刺激や学びを得ようとします。

◎改善やグレードアップが得意
既存のものを「もっと良くできないか?」と考え、アイディアをどんどん出します。「これをもう一歩、理想に近づけるには?」を考え続けられるのが強みです。

「最上志向」の本質

本質
卓越したものにコミットする
→ 「ふつう」で満足しない。「どうせやるなら最高を目指したい」という意識が根底にある。質にこだわる人。

行動の傾向
強みに集中し、弱みについては上手にコントロールする
→ 苦手なことを無理に直そうとはしない。それよりも、自分や他人の強みを活かして成果を最大化する道を考える。

周囲にもたらすもの
質の高さ
→ 手を抜かない、雑にしない。そのこだわりが周囲に良い緊張感をもたらし、全体のクオリティを一段上げていく。

必要なもの
量と同じように質も評価されること
→ 「たくさんこなした」より、「どれだけ洗練されているか」が重視される環境のほうが力を発揮しやすい。

好きなもの
投資効果の最大化
→ 少ない労力で大きな成果を出す方法を見つけたり、伸びしろのある人材を磨き上げたりすることに、ものすごくやりがいを感じる。

嫌いなもの
弱みを治すことに取り憑かれること
→ 「できないことを克服しよう」と言われるのは苦手。弱みではなく強みに光を当てるほうが、人もチームも伸びると知っているから。


「良い」ものを「偉大」「最高」に引き上げようとするイメージです。

「最上志向」にありがちな行動・エピソード

■「まあいいか」を「とことん追求」へ
プロジェクトの進行中、メンバーが「これで十分じゃない?」と落ち着いているとき、最上志向の人は「確かに良いけど、私たちならもっと素晴らしい成果が出せるはず!」と建設的なフィードバックを提供。チーム全体はより高い目標に向け成長していく。

最上志向の資質を持つ人は、常に「これで十分」では満足せず、あらゆる場面で最高の結果を求めます。
そのこだわりと熱意は周囲にポジティブな影響を与え、みんなを高みへと導いていきます。自分やチームをバージョンアップさせる名人です。

「最上志向」に向いている仕事・職業・適職

最上志向の資質を持つ人は、スキルを卓越させパフォーマンスを最大化したいと考えます。したがって、例えば次のような仕事に向いています。

自分だけでなく他人の長所も伸ばしたいと考えます。

「最上志向」の弱み・注意点

資質の特徴が無駄に強く出てしまうと、次のような失敗を犯しやすいので注意が必要です。

「最上志向」の活かし方・行動アイデア

資質の特徴を活かすために、例えば次のような行動を参考にしてみましょう。


最上志向 × 他の資質の組み合わせ

ここでは、ストレングスファインダーの 最上志向 × 他の33資質 の組み合わせを徹底解説します。
最上志向に他の資質が加わることで、どんな相乗効果や注意点が生まれるのか。
それを知ることで、自分らしい強みの活かし方をより具体的にイメージできるようになるはずです。

実行力系資質

最上志向 × アレンジ

🌿 特徴 → 質を高めたい+調整力。
🚀 相乗効果 → リソースを最適に組み合わせ、最上の結果を引き出す。
⚠️ 注意点 → 理想を追いすぎて柔軟さを失うことも。

最上志向 × 回復志向

🌿 特徴 → 質を高めたい+問題解決。
🚀 相乗効果 → 不具合を直してより良く仕上げる。品質改善型。
⚠️ 注意点 → 欠点修正に時間を取りすぎると本来の「強み伸ばし」が止まる。

最上志向 × 規律性

🌿 特徴 → 質を高めたい+秩序。
🚀 相乗効果 → 手順・仕組みで高品質を実現。精密さが武器。
⚠️ 注意点 → 柔軟性が欠け、型にはまりやすい。

最上志向 × 公平性

🌿 特徴 → 質を高めたい+公正。
🚀 相乗効果 → 公平な基準でクオリティを保てる。評価基準が明確。
⚠️ 注意点 → 柔らかさや個性が失われる危険。

最上志向 × 慎重さ

🌿 特徴 → 質を高めたい+リスク管理。
🚀 相乗効果 → 安全で確実な高品質を生み出す堅実タイプ。
⚠️ 注意点 → 警戒しすぎて挑戦を避けがち。

最上志向 × 信念

🌿 特徴 → 質を高めたい+価値観。
🚀 相乗効果 → 意義のある“最高”を目指す。理念主導の完璧主義者。
⚠️ 注意点 → 理想が高すぎて現実がついてこないことも。

最上志向 × 責任感

🌿 特徴 → 質を高めたい+誠実さ。
🚀 相乗効果 → 約束した仕事を丁寧に仕上げる信頼の職人タイプ。
⚠️ 注意点 → 品質と義務の両立でキャパオーバーになりやすい。

最上志向 × 達成欲

🌿 特徴 → 質を高めたい+成果を出したい。
🚀 相乗効果 → 「もっと良く」「もっと多く」を両立。日々の努力で品質を高める。
⚠️ 注意点 → 完璧主義が強く出ると疲れやすい。

最上志向 × 目標志向

🌿 特徴 → 質を高めたい+集中力。
🚀 相乗効果 → 一点集中でクオリティを極める。プロフェッショナル型。
⚠️ 注意点 → 視野が狭くなり、柔軟性を欠く。


影響力系資質

最上志向 × 活発性

🌿 特徴 → 質を高めたい+即行動。
🚀 相乗効果 → とにかく動いて試し、改善しながら完成度を高める。
⚠️ 注意点 → スピードと品質のバランスが崩れやすい。

最上志向 × 競争性

🌿 特徴 → 質を高めたい+勝ちたい。
🚀 相乗効果 → “誰よりも良いもの”を追求する最強の成果志向タイプ。
⚠️ 注意点 → 勝つために他人と比べすぎて疲れる。

最上志向 × 自我

🌿 特徴 → 質を高めたい+注目されたい。
🚀 相乗効果 → 高品質な仕事で認められることに喜びを感じる。
⚠️ 注意点 → 評価を気にしすぎて軸がブレる。

最上志向 × 自己確信

🌿 特徴 → 質を高めたい+自己信頼。
🚀 相乗効果 → 自分の判断を信じて最高を追求できる。カリスマ的理想主義者。
⚠️ 注意点 → 自信が過信になり、他者の意見を聞かない傾向。

最上志向 × 社交性

🌿 特徴 → 質を高めたい+人脈づくり。
🚀 相乗効果 → 高いクオリティを武器に人脈を広げる。
⚠️ 注意点 → 外見や印象を重視し過ぎて内実が薄れる。

最上志向 × 指令性

🌿 特徴 → 質を高めたい+主導力。
🚀 相乗効果 → 高品質を求めて強く引っ張るリーダー。
⚠️ 注意点 → 完璧を求めすぎて圧が強くなる。

最上志向 × コミュニケーション

🌿 特徴 → 質を高めたい+表現力。
🚀 相乗効果 → 言葉やプレゼンを磨き抜き、伝え方のプロになれる。
⚠️ 注意点 → 見栄え重視になりすぎる。


人間関係構築力系資質

最上志向 × 運命思考

🌿 特徴 → 質を高めたい+つながりを信じる力。
🚀 相乗効果 → 「すべてはつながっている」という視点で、理想的な調和や美を追求できる。
⚠️ 注意点 → 抽象的になりすぎて現実の改善が遅れる。

最上志向 × 共感性

🌿 特徴 → 質を高めたい+感情理解。
🚀 相乗効果 → 相手の感情に寄り添いながら最高の体験をデザインできる。
⚠️ 注意点 → 感情に流されて判断が甘くなることも。

最上志向 × 個別化

🌿 特徴 → 質を高めたい+個性を見る力。
🚀 相乗効果 → 一人ひとりの強みを磨き上げる才能育成の名コーチ。
⚠️ 注意点 → 「もっと上」を求めて人にプレッシャーをかけやすい。

最上志向 × 親密性

🌿 特徴 → 質を高めたい+深い関係。
🚀 相乗効果 → 信頼関係をベースに、共にレベルアップしていける。
⚠️ 注意点 → 仲間内で完璧を求めすぎて関係に圧がかかる。

最上志向 × 成長促進

🌿 特徴 → 質を高めたい+人の成長支援。
🚀 相乗効果 → 相手の良さを見抜き、磨き上げて輝かせる人材育成マイスター。
⚠️ 注意点 → 伸びしろが少ない相手に苛立ちやすい。

最上志向 × 調和性

🌿 特徴 → 質を高めたい+衝突回避。
🚀 相乗効果 → 対立を避けながら、現実的にクオリティを上げられる。
⚠️ 注意点 → 妥協で質が下がるリスク。

最上志向 × 適応性

🌿 特徴 → 質を高めたい+柔軟性。
🚀 相乗効果 → 状況に応じて“その瞬間のベスト”を生み出せる。
⚠️ 注意点 → 完成度を追いすぎて流れに乗れないことも。

最上志向 × 包含

🌿 特徴 → 質を高めたい+包み込む力。
🚀 相乗効果 → 全員が力を発揮できる“最強のチーム環境”を作る。
⚠️ 注意点 → 全員を完璧に扱おうとして消耗する。

最上志向 × ポジティブ

🌿 特徴 → 質を高めたい+明るさ。
🚀 相乗効果 → 周囲を励ましながらクオリティを上げていく。
⚠️ 注意点 → 厳しい評価を避けて妥協しがち。


戦略的思考力系資質

最上志向 × 学習欲

🌿 特徴 → 質を高めたい+学びたい。
🚀 相乗効果 → 学んだことを徹底的に磨き、知識の質を上げていく。
⚠️ 注意点 → 学びが終わらず「完成しないループ」に入りやすい。

最上志向 × 原点思考

🌿 特徴 → 質を高めたい+過去への洞察。
🚀 相乗効果 → 過去の成功法則を洗練して再現できる。
⚠️ 注意点 → 過去に縛られて新しい挑戦を避ける傾向。

最上志向 × 収集心

🌿 特徴 → 質を高めたい+情報収集。
🚀 相乗効果 → 集めた知識を整理・磨き上げ、価値ある形で発信できる。
⚠️ 注意点 → 情報を“溜めるだけ”で使わないまま終わることも。

最上志向 × 戦略性

🌿 特徴 → 質を高めたい+選択眼。
🚀 相乗効果 → 最も効果的な道を選び、結果の質を最大化できる。
⚠️ 注意点 → 他の選択肢を切り捨てすぎる。

最上志向 × 着想

🌿 特徴 → 質を高めたい+ひらめき。
🚀 相乗効果 → アイデアを磨き抜いて現実的な価値に変えられる。
⚠️ 注意点 → アイデアを出すだけで終わると“満足して停滞”。

最上志向 × 内省

🌿 特徴 → 質を高めたい+思索。
🚀 相乗効果 → 思考を磨き上げ、深い洞察力を育てる。哲学的クオリティ志向。
⚠️ 注意点 → 考えすぎて実行が遅れる。

最上志向 × 分析思考

🌿 特徴 → 質を高めたい+論理性。
🚀 相乗効果 → データを根拠に完成度を磨く。緻密な品質管理者。
⚠️ 注意点 → 細かい分析でスピードが落ちる。

最上志向 × 未来志向

🌿 特徴 → 質を高めたい+未来ビジョン。
🚀 相乗効果 → 理想の未来像を“最高の形”で描ける。ビジョン設計の天才。
⚠️ 注意点 → 理想が高すぎて実現が追いつかない。



※このページは、認定ストレングスコーチの「こうのひろゆき」によるストレングス・ファインダー「最上志向」の解説です。
参考資料:ギャラップ認定ストレングスコーチ養成講座資料/Gallup公式

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