ストレングス・ファインダー
慎重さとは？その特徴や強み

慎重さ：物事を行う時は細心の注意を払い、しっかり準備する。

「慎重さ」の資質が高い人は、意思決定や選択を行うときに細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けているとどこかで考え、準備を怠りません。

他人が見逃してしまうリスクにも気づくことができる貴重な存在。リスクマネジメントの達人。

準備や確認をしっかり行うので、業務上のミスが少ない。

「慎重さ」の特徴

• ■何かがうまくいかない場合に備えて、あらかじめ計画を立てることを好みます。
• ■ちゃんと理解してからスタートするタイプ。正しい判断を下すために必要な情報を集める。
• ■即断即決は苦手で、用心深くしっかりとした準備を怠りません。
• ■たいてい、自分のことはあまり喋りません。

転ばぬ先の杖のようなイメージです。

「慎重さ」あるあるエピソード

常にリスクマネジメント
「明日のデートは雨の確率40%か…一応折り畳み傘は持っていこう。遅刻した場合に備えて待ち合わせは時間が潰せる駅前が良いな……」

細部までプランニング
「旅行プランを立てよう！」という話題になると、ホテルの口コミ、天気予報、現地の交通情報まで徹底調査。万一のために代替プランも用意。

慎重さの資質を持つ人は、小さなリスクも見逃さずトラブルを未然に防ぎます。徹底した準備で安心感を提供する頼れる存在です。

「慎重さ」の適職

慎重さの資質を持つ人は、リスク管理に長けていて、常に先を予測しながら行動する能力を持っているため、例えば次のような仕事に向いています。

• 会計士、アナリスト
• 品質管理者
• エンジニア、研究者

その場その場で早急な判断を求められるスピード重視の職種は避けた方が無難です。

「慎重さ」の資質が高い人によくある失敗

資質の特徴が無駄に強く出てしまうと次のような失敗を犯しやすいので注意が必要です。

• 慎重すぎてチャンスを逃す。
• 決断に時間をかけるので優柔不断に見られる。
• 自己開示が苦手で人と打ち解けるのに時間がかかる。

「慎重さ」の資質が高い人の行動アイデア

資質の特徴を活かすために、例えば次のような行動を参考にしてみましょう。

• 人が決断するのをサポートしましょう。あなたは他の人たちには見えないリスク要素に気づくことができます。
• 先走りすぎるプロジェクトやチームでは「ブレーキ役」を務めましょう。
• 「直感型の人」とチームを組んでみる。あなたの慎重さと、相手のスピード感がうまく噛み合えば、お互いの短所を補い合う最強のペアになります。
• 即断を要する役割を担わないようにしましょう。あなたの思慮深さは、時間をかけて判断できる環境でこそ、最大限に活きます。

※このページは、認定ストレングスコーチの「こうのひろゆき」によるストレングス・ファインダー「慎重さ」の解説です。

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