ストレングス・ファインダー
原点思考とは?その特徴や強み

原点思考:物事の本質を掴むために過去を振り返る。
「原点思考」の資質が高い人は、過去(経緯)について考えるのが好きです。歴史をたどることにより、現在を理解します。
「そもそもどんな経緯があって今に至ったのか」といった文脈を知ることでそのものを深く理解したいのです。
「原点思考」の特徴

- ■現在を理解するために過去を振り返ることを好む。どんな経緯でそうなったのかが知りたい。
- ■過去を探求することによって本質を見極めようとする。
- ■過去と未来を結びつけるユニークな能力を持っている。
- ■過去の知恵を大切に今をより良くするヒントを見つける。
- ■過去を振り返ることができない者は何度も同じ失敗を繰り返すと考えている。
本質
前任者や過去の出来事をよく理解する。
行動の傾向
重要な歴史を記録する。
周囲にもたらすもの
正確な記憶と記録すべき重要な事柄。
必要なもの
議論や決定の背景にある出来事。
好きなもの
回顧すること。
嫌いなもの
過去が忘れ去られること。

安全に運転するために自動車のバックミラーを見るようなイメージです。
「原点思考」あるあるエピソード
そもそも論が気になる
上司「新商品のネーミング案を考えて!」
原点思考を持つ人「そもそもこの新商品の成り立ちや存在意義って何なんでしょうか?」
歴史を知る
新入社員歓迎会にて会社の成り立ちや過去の成功・失敗のエピソードを熱心に語りながら、原点思考の人は新人たちに会社のDNAを伝える。
「この会社がどのように歩んできたかを知ることで、今後の働き方や価値観も自然と見えてくるはず!」
新人たちは自分たちの居場所や会社の歴史に対する理解を深め、安心して成長の一歩を踏み出すことができた。
原点思考の資質を持つ人は、過去の経験や歴史に強い関心を持ち、それを現在の判断や未来の計画に生かす力があります。
彼らの「前例を知る」という姿勢は、確かな指針となり、無駄な失敗を減らし、成功への道筋を明確にします。
「原点思考」の適職
原点思考の資質を持つ人は、過去から学びを得ることが得意なため、例えば次のような仕事に向いています。
- アナリスト
- 歴史学者、学芸員
- 教育者
過去の蓄積から現在を把握したり未来を予測するため、変化の激しい環境はあまり得意ではないでしょう。
「原点思考」の資質が高い人によくある失敗
資質の特徴が無駄に強く出てしまうと次のような失敗を犯しやすいので注意が必要です。
- 過去に固執して、前に進もうとしない。
- 変化に直面したとき、受け入れるのに時間がかかる。
- 新しい考え方に抵抗感を持ちやすい。変革や刷新を進めようとする人たちと対立してしまうことがある。
- 「なぜそれをやるのか」が明確でないと動けない。納得できるまで取り掛かれない。
「原点思考」の資質が高い人の行動アイデア
資質の特徴を活かすために、例えば次のような行動を参考にしてみましょう。
- 職場で語り継がれている話を集めてみましょう。過去最大の成功に関するストーリーや、それを達成した人物にちなんだ賞を提案するなども良いでしょう。
- 必要な変化を受け入れましょう。切り捨てるべき過去と未来を築くために保持されなければならない過去を区別しましょう。
- 会議で議論が迷走しているときには「そもそもの議題はなんでしたっけ?」と原点回帰することで軌道修正してみましょう。あなたはそれが得意なはずです。
- 会社の創業者について調べ、組織のアイデンティティを深く理解してみましょう。自分の役割をその流れの中に位置づけることで、より強いモチベーションを持てるはずです。
※このページは、認定ストレングスコーチの「こうのひろゆき」によるストレングス・ファインダー「原点思考」の解説です。
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